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テレビ東京の午後のロードショーで放送された映画「ジュニア」の見逃し配信、ノーカット無料フル動画を無料視聴する情報やあらすじ、ネタバレ・キャスト情報、再放送のことなどを紹介したいと思います!
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この記事の目次
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映画「ジュニア」のあらすじ・ネタバレ
医学博士アレックス・へス(アーノルド・シュワルツェネッガー)とラリー・アーボガスト(ダニー・デビート)は、流産克服の画期的な新薬エクスペクテインの研究開発に取り組み、動物実験に成功する。いよいよ人体実験を試みようと食品医薬品局に申請するが拒否されてしまい、大学の委員会にプロジェクト中止を告げられてしまう。アレックスはショックを受け、母国オーストラリアへの帰国を考えるが、ラリーの説得で思い留まり、自ら開発した新薬の人体実験を、男ながら試みることに。そこで、卵子の冷凍保存を研究しているダイアナ・レディン博士(エマ・トンプソン)が自分の体内から取り出した冷凍卵子“ジュニア”をラリーがこっそり盗み出し、アレックスの精子と受精させ、それを彼のお腹に植え込むことに…。経過は良好、アレックスの体内でジュニアは成長し、彼のお腹も膨らみ始める。
ところが新薬の効果が確認できたということで実験中止を指示するラリーに、母性本能が芽生えたアレックスは出産を決意し、男女どちらが生まれてきてもジュニアと名付けるとラリーに言い出す始末。やむなくラリーも協力を約束することに…。研究所のベインズ所長(フランク・アンジェラ)に怪しまれながらも実験を継続する中、アレックスは、お腹のジュニアの母親であるダイアナといい仲となり…。
アーノルド・シュワルツェネッガー(アレックス・へス):[声]玄田哲章
ダニー・デビート(ラリー・アーボガスト):[声]山野史人
エマ・トンプソン(ダイアナ・レディン):[声]塩田朋子
パメラ・リード(アンジェラ):[声]小宮和枝
映画「ジュニア」のネタバレ
婦人科医学のアレックス博士(シュワルツェネッガー)とラリー博士(デヴィート)は、流産の確率を減らすための画期的な新薬を開発した。しかし妊婦に新薬を試す許可を得られず、絶望するアレックス。そんな折、ラリーは研究所所長のノア(ランジェラ)から、卵子の低温保存を研究するダイアナ博士(トンプソン)が新しく赴任してきたと知る。そこでラリーは思いつく――実験に性別は関係ないではないか。早速アレックスを説き伏せ、ラリーは"ジュニア"と名付けられた卵子を使用してアレックスを妊娠させる。
その夜、アレックスは生まれた赤ん坊の顔が自分そっくりという悪夢を見る。その日、アレックスは乳首が痛むとラリーに相談する。更にアレックスはどういうわけか散歩、マッサージ、昼寝、ブランケットに包まれたホットドッグの話などを絶え間なくしだす。ラリーがアレックスが男をシュトルーデル(甘いドイツ菓子)に変える病気にでもなったのかと言うが、ダイアナが更年期まで月経周期が止まらないのを引き合いに出して、女になるとは聞こえほどいいことではないと説明する。一方、ラリーの元妻アンジェラ(リード)がラリーに助産師をしてほしいとお願いに来る。かたやアレックスはテレビのコマーシャルを見ながら自分は良い父親になれるのかとすすり泣いている。
実は"ジュニア"卵子がダイアナのものだとわかり、次第にアレックスの子の母親となっていくダイアナ。そんな時、ノアが自身は何の関わりもないのにもかかわらず、実験の功績を自分のものにしようとしてきた。そこでラリーはアレックスを匿うべく女性に変装させ街を出る。男らしさは過去の蛋白同化ステロイド使用歴のためだと誤魔化した。そしてようやくアレックスは、ラリーの元妻として、帝王切開によって無事出産する。アンジェラもラリーによって無事出産し、それぞれが生まれてきた子たちと幸せな家庭を築くのだった。
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映画「ジュニア」について
「ジュニア」は、1994年公開のコメディ映画。監督は『ゴースト・バスターズ』シリーズのアイヴァン・ライトマン、主演はアーノルド・シュワルツェネッガー。男性の科学者が実験によって妊娠するというストーリー。
評価
レビューは低く、Rotten Tomatoes(米の映画情報サイト)では31%と悪評の方が多くなっている。米のコメディ・テレビ番組『ミステリー・サイエンス・シアター3000』のマイケル・J・ネルソンは、本作を"コメディ映画ワースト2位"と評した。
しかし、映画評論家のロジャー・イーバートはこの映画のファンであり、4点満点中3.5点と評価し以下のように述べた。
おかしいと思われるのはわかっているが、シュワルツェネッガーはこの役に完璧に合っている。彼の演技を注意深く観察すれば、"演技派"の俳優たちが妬むほどの技術に気づくはずだ。
エバートはジーン・シスケルと共に、自身らの映画レビュー番組『スニーク・プレビューズ』において両手の親指を立てた(『最高』の意)。
北米での興行収入は製作費6000万ドルに対して3700万ドルと奮わなかったが、世界興収では1億ドルを超えた。
余談
2007年、スコットランドのアーティスト、サンディ・スミスがウェブサイトで「『ジュニア』が不朽の名作であることを証明せよ」とのお題でエッセイを募集するコンテストを開催した。しかしこのコンテストが全国紙に取り上げられたにもかかわらず、100ドルの賞金もむなしく期限までに投稿されたエッセイは3つだけだった(その後、もう2つ投稿された)。
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「アーノルド・シュワルツェネッガー」について
「アーノルド・シュワルツェネッガー」は、オーストリア系アメリカ人の俳優、実業家、元ボディビルダー、元政治家であり、2003年から2011年まで第38代カリフォルニア州知事を務めた。
シュワルツェネッガーは、ボディビル時代には「オーストリアのオーク(Austrian Oak)」、俳優時代には「アーニー(Arnie)」や「シュワジー(Schwarzy)」、政治家時代には「ガバネーター(The Governator)」(「州知事(Governor)」と「ターミネーター(Terminator)」を混ぜたもの)というニックネームで呼ばれていた。
15歳で重量挙げを始め、20歳でミスター・ユニバースのタイトルを獲得し、その後、ミスター・オリンピア・コンテストで7度の優勝を果たすなど、ボディビル界の重鎮として多くの著書や記事を残している。 ミスター・オリンピアに次いで重要なボディビル・イベントとされるアーノルド・スポーツ・フェスティバルは、彼の名前にちなんで命名されている。 彼は、史上最も偉大なボディビルダーの一人であると同時に、最もカリスマ的で有名なボディビル界のアンバサダーであると広く認められている。
ボディビルを引退した後、シュワルツェネッガーは、ハリウッドのアクション映画スターとして世界的に有名になった。ボディビルのドキュメンタリー映画『パンピング・アイアン(鋼鉄の男)』(1977年)に出演した後、剣と魔法の物語『コナン・ザ・グレート』(1982年)でブレイクし、1984年には続編が製作されるほどの興行成績を収めた。その後、批評家や商業的に成功したSF映画『ターミネーター』(1984年)にタイトルキャラクターとして出演し、その後、続編の『ターミネーター2』(1991年)、『ターミネーター3』(2003年)、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(2015年)、『ターミネーター:ニュー・フェイト』(2019年)で同様のキャラクターを演じている。また、『コマンドー』(1985年)、『バトルランナー』(1987年)、『プレデター』(1987年)、『トータル・リコール』(1990年)、『トゥルーライズ』(1994年)などの成功したアクション映画に加え、『ツインズ』(1988年)、『キンダーガートン・コップ』(1990年)、『ジュニア』(1994年)、『ジングル・オール・ザ・ウェイ』(1996年)などのコメディ映画や、アクションとスリラーが混在したコメディ『レッドブル』(1988年)などにも出演している。 映画製作会社オーク・プロダクションズの創設者でもある。
2003年10月7日に行われたグレイ・デイビスカリフォルニア州知事(当時)の後継者を決める特別リコール選挙で、共和党候補として初当選した。投票率は48.6%で、次点のクルーズ・ブスタマンテに17ポイントの差をつけた。2006年のカリフォルニア州知事選挙では、55.9%の得票率で再選され、知事としての任期を全うした。2011年、知事としての任期を満了し、俳優業に復帰した。
1986年にジョン・F・ケネディ大統領の姪であるマリア・シュライバーと結婚。1997年に家政婦との間に子供をもうけたことをシュワルツェネッガーが認めたため、2011年に別居し、2021年に離婚が成立した。
生い立ち
アーノルド・アロイス・シュワルツェネッガーは1947年7月30日、オーストリア共和国シュタイアーマルク州タール町で、父グスタフ・シュワルツェネッガー(1907年-1972年)と母アウレーリア・シュワルツェネッガー(旧姓・ヤドルニー、1922年-1998年)の次男として生まれた。
シュワルツェネッガーの家系は以前からチェコ系ではないかといわれていたが、2020年、スロバキアの家系研究者アリツァ・ヤンチョコヴァーらの調査により、父グスタフ方の元の姓はマフ(チェコ語:Mach)で、1841年生まれの曽祖父ウェンゼル・マフ(チェコ名・ヴァーツラウ、チェコ語:Václav)が、出身地のボヘミア地方コチョウ村(現・チェコ共和国プルゼニ県タホウ郡コチョウ村)から当時鉱山町だった現在のシュタイアーマルク州ノイベルク・アン・デル・ミュルツ町に移り住み、鍛冶屋を営んでいたことが明らかになった。ヤンチョコヴァーの調査で、1872年に誕生した祖父カールは当初マフ姓を名乗ったものの、非嫡出子(婚外子)であったため、のち母方のシュワルツェネッガー姓に改めていたことも判明した。
また、ニーダーエスタライヒ州グログニッツ町出身の母アウレーリア方の家系はよく分かっていないが、旧姓のヤドルニー(チェコ語:Jadrný)はチェコ人の姓であり、やはりチェコ系であるとみられている。
父グスタフはオーストリア連邦陸軍小隊長を経て1937年に警察官になったのち、アンシュルス(オーストリア併合)直前の1938年、自発的にオーストリア国内のドイツ国家社会主義労働者党への入党を申請し、1939年には同党所有の準軍事組織である突撃隊への入隊も申請したが、実際に入党できたのはドイツ国防軍入隊(1939年)後の1941年だった。第二次世界大戦では第4装甲軍第521野戦憲兵隊先任軍曹として東部戦線に従軍。スターリングラードの戦いで負傷し、第一級鉄十字章を受章した。戦傷治療を行っていたがマラリアの発作が続いたため1944年に除隊し、シュタイアーマルク州グラーツ市の郵便監察官として終戦を迎えた。1947年に内務省所管のオーストリア連邦憲兵隊警察官に復帰。地区憲兵隊司令などを歴任した。
グスタフとナチス・ドイツの関係は1990年に明るみになり、シュワルツェネッガーはのちにサイモン・ヴィーゼンタール・センターに対してグスタフの戦時中の記録調査を依頼したが、残虐行為に関与していた証拠は出てこなかった。この調査結果は2003年のカリフォルニア州知事立候補時に広く報道された。シュワルツェネッガーは2004年、『フォーチュン』誌のインタビューで、幼少期に父親から度重なる暴力を振るわれていたことを明らかにし、2021年に公表したビデオメッセージでは、ナチスへの協力に関して本人が戦後抱えた罪悪感と恥辱が暴力の原因だったとの見方を示した。
グスタフは戦争未亡人のアウレーリアと1945年10月20日に結婚した。シュワルツェネッガーによると、彼の両親はとても厳しかったという。「当時のオーストリアは非常に異質な世界だった...何か悪いことをしたり、親に従わなかったりした場合には、罰を免れなかった」とシュワルツェネッガーは語っている。アーノルドは毎週日曜日にミサに通うカトリックの家庭で育った。グスタフはアーノルドよりも長男のマインハルト(1946年-1971年)を好んでいた。彼の好意は「強くてあからさまなもの」であり、それはアーノルドが実子ではないという根拠のない疑惑から生じていた。シュワルツェネッガーは、父親が「(アーノルドの)問題に耳を傾けたり、理解したりすることに耐えられなかった」と語っている。母親とは良好な関係を築いており、母親が亡くなるまで連絡を取り合っていたという。
グスタフはカーリング競技のチャンピオンであったためアーノルドもスポーツに強い関心をもち、サッカー、陸上競技、ボクシング、水泳などを習い、1962年にウエイトトレーニングを始めた。その後徴兵でオーストリア連邦陸軍第4戦車大隊に配属され、史上最年少記録の18歳で戦車兵として任務についた。この基礎訓練期間中にジュニア・ミスター・ヨーロッパ大会で優勝したが、このコンテストに参加するため無許可離隊を冒したため、1週間の収監処分を受けている。
1968年に本格的にボディビルをするため、ジョー・ウイダーに誘われてアメリカ合衆国に移り住んだ。英語が流暢でなく、渡米時の所持金はわずか20ドルであった。1983年にアメリカ国籍を取得したが、オーストリアの国籍も継続して持っている。1979年にウィスコンシン大学から国際市場と経営管理に関してB.A.(Bachelor of Arts)を得た。また、UCLAにも通っており、こちらでは心理学を専攻していた。朝にトレーニングをしてから大学に行き、帰宅したらトレーニングをする日課があり、勉強とトレーニングを両立させる毎日を過ごしていたという。
マインハルトは1971年に飲酒運転で起こした交通事故で死亡し、父グスタフはその翌年、連邦憲兵隊最終勤務地であったシュタイアーマルク州ヴェイツ町で脳卒中のため他界。母アウレーリアは1998年、ヴェイツ町にあるグスタフの墓参直後に病没した。
ボディビルの経歴
シュワルツェネッガーはボディビルダーとしてその名が広く知られ、ボディービルの知名度の向上に非常に大きく貢献した点などで、ボディビルの歴史においても特に重要な人物と見なされている。
始めたきっかけはスティーヴ・リーヴスの主演映画を見て、あこがれたことによる。その鍛え抜かれた肉体は「オーストリアン・オーク(オーストリアの樫の木)」の愛称をもたらし、ジュニア・ミスター・ヨーロッパ、ミスター・ワールド、5回のミスター・ユニバースなどのタイトルを得ている。
特筆すべきはミスター・オリンピア(ボディビルディングの世界最高峰)での活躍であり、とくにシュワルツェネッガーとその他の選手のオリンピアまでの道のりと、戦いを映したドキュメンタリー『パンピング・アイアン』はボディビル人気に一気に火をつけ、同時にゴールドジムを一躍世界最大のジムにまで成長させた。
オリンピアでの戦績の面でもほぼ無敗という記録を持っており、セルジオ・オリバに唯一敗北しているもののそれ以降はまさしく無敗であり、連続して6連勝という記録を作り上げた。1978年には「世界で最も筋肉が発達した男」としてギネスブックに掲載された。
1980年以降ボディビルの大会に選手としては出場していないものの、おもにボディビルの知名度を上げるための活動に力を入れており、カリフォルニア州知事となったあともオリンピアなどに顔を出し、とくに自身の共同主催するアーノルド・クラシックにはどれほど忙しくても毎年必ず出席している。
その後、いったんは俳優業に移るものの、1980年に突如としてボディビルに復帰した。この復帰はかなり突然のものであり、ほかのオリンピア出場者が飛行機で乗りあった際も映画の撮影であると思われていたといわれている。この大会において優勝7回という大きな記録を作り上げたが、事前に審査委員がシュワルツェネッガーと親しい人物と変わっていたり、明らかに体の仕上がりが甘い、映画の宣伝を兼ねた勝利だとの声も上がり、疑惑が残ったままの勝利と大論争を巻き起こすこととなった。この際に、優勝を確信されていたマイク・メンツァーはその後もシュワルツェネッガーと険悪な関係が続いた。
達成した合計7回の優勝という記録は、リー・ヘイニーが1991年に、ロニー・コールマンが2005年にともに連続8連覇を成し遂げるまで破られなかった。また連続という点では、ドリアン・イエーツが1997年に連続6連覇を成し遂げている。ちなみにロニー・コールマンへのトロフィー授与の際にはシュワルツェネッガー自身も立ち会った。
その業績は毎年開催されるアーノルド・クラシック・ボディビル大会やミスターオリンピアにて称えられる。現在もマッスルアンドフィットネス等、フィットネス関連の雑誌にトレーニング理論の記事を執筆中。2013年よりボディビル雑誌の編集長に就任した。
大麻とステロイドの使用
ボディビルの知名度向上および肉体派俳優として大きな成功を手にしたシュワルツェネッガーのアナボリックステロイドの使用は論争を巻き起こした。1977年に製作された『パンピング・アイアン(鋼鉄の男)』というドキュメンタリーにおいて、ボディビルダー時代にステロイドと大麻を使用していたと告白している。
肉体作りのために使用していたステロイドについては、使用していたことについての後悔はまったくないと述べ、大麻の使用については、GQ誌でこのことに言及された際に「大麻は麻薬じゃない」と述べたが、シュワルツェネッガーの報道官は「単なる冗談」だったとして弁解している。
「アーノルド・シュワルツェネッガー」の俳優の経歴
初期の活躍
ボディビルから俳優への転身を目指していたシュワルツェネッガーは、『SF超人ヘラクレス』(1970年)の主人公に抜擢され、ついに実現した。「アーノルド・ストロング(Arnold Stang)」という芸名で出演したが、この映画での彼の訛りはあまりにも酷かったため、制作後にセリフが吹き替えられた。
2本目の映画出演は「ロング・グッドバイ」(1973年)の聾唖のマフィアの殺し屋役で、その後、映画「ステイ・ハングリー」(1976年)ではより重要な役を演じ、ゴールデングローブ賞の新人男優賞を受賞した。シュワルツェネッガーは、俳優としてのキャリアを築く上での初期の苦労を「エージェントやキャスティング担当者から、『体が変だ』『アクセントがおかしい』『名前が長すぎる』などと言われた。基本的に、どこに行ってもチャンスはないと言われていた」と語っている。
シュワルツェネッガーは、ボディビル映画『パンピング・アイアン (鋼鉄の男)』(1977年)で注目を集め、知名度を高めた。この映画の要素はドラマ化されている。1977年には、ABCのシットコム『The San Pedro Beach Bums』とABCの警察ドラマ『サンフランシスコ捜査線』に1話ずつゲスト出演している。
シュワルツェネッガーは、『超人ハルク』の主人公のオーディションを受けたが、身長の高さを理由に落選した。シュワルツェネッガーは、1979年のコメディ『サボテン・ジャック』でカーク・ダグラスやアン=マーグレットと共演。1980年には、1950年代の女優ジェイン・マンスフィールドの伝記映画に、マンスフィールドの夫であるミッキー・ハージティ役で出演した。
80年代 アクションスターへ
シュワルツェネッガーの出世作は、1982年に公開された剣と魔法の物語『コナン・ザ・グレート』で、興行的にもヒットした。 続いて1984年には続編の『キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2』が公開されたが、前作ほどの成功は収められなかった。
1984年には、ジェームズ・キャメロン監督のSFスリラー映画『ターミネーター』で、彼の俳優人生の代表的な役とも言える、タイトルキャラクターとして初登場した。 この後、シュワルツェネッガーは1985年に『レッドソニア』を製作している。
1980年代、観客はアクション映画を熱望し、シュワルツェネッガーとシルヴェスター・スタローンは共に国際的なスターとなった。 2人のライバルは報道機関で互いに攻撃し合い、スクリーン上での殺害回数や大型の武器で相手を凌ごうとした。
1980年代には、『コマンドー』(1985年)、『ゴリラ』(1986年)、『バトルランナー』(1987年)、『プレデター』(1987年)、『レッドブル』(1988年)など、数多くのアクション映画を成功させている。また、ダニー・デヴィートと共演したコメディ『ツインズ』(1988年)も成功を収めた。
90年代 国際的スターへ
『トータル・リコール』(1990年)は、シュワルツェネッガーに1,000万ドル(現在の1,960万ドルに相当)と映画の興行収入の15%をもたらした。『キンダガートン・コップ』(1990年)では、『ツインズ』で監督を務めたアイヴァン・ライトマン監督と再会した。シュワルツェネッガーは、最初にTVシリーズ『ハリウッド・ナイトメア』の1990年のエピソード「The Switch」、次に1992年のテレビ映画「Christmas in Connecticut」で、短期間ながら監督業に進出している。
シュワルツェネッガーの商業的ピークは、1991年の『ターミネーター2』でタイトルキャラクターとして復帰したことであり、この作品は1991年の最高興行収入を記録した。1993年には、全米劇場所有者協会から「10年に一度の国際的スター」に選ばれた。
次の映画企画である1993年のアクションコメディパロディ『ラスト・アクション・ヒーロー』は、『ジュラシック・パーク』と対になって公開されたが、興行的にはうまくいかなかった。次の作品であるコメディドラマ『トゥルー・ライズ』(1994年)は、人気のスパイ映画で、シュワルツェネッガーはジェームズ・キャメロンと再会した。
同年、アイヴァン・ライトマン監督との3つのコラボレーションの最後を飾るコメディ映画「ジュニア」が公開され、ダニー・デヴィートと再び共演した。この作品で、シュワルツェネッガーは2度目のゴールデングローブ賞主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)にノミネートされた。その後、アクションスリラー『イレイザー』(1996年)、クリスマスコメディ『ジングル・オール・ザ・ウェイ』(1996年)に出演した。
コミックブックをベースにした『バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲』(1997年)に出演し、悪役のミスター・フリーズを演じた。この作品は、背中を痛めて療養する前の最後の作品となった。『バットマン & ロビン』が大失敗に終わった後、彼の映画キャリアと興行成績は低迷した。超自然現象をテーマにしたスリラー映画『エンド・オブ・デイズ』(1999年)で復帰した。
2000年代 知事との兼業
その後、アクション映画『シックス・デイ』(2000年)と『コラテラル・ダメージ』(2002年)に出演したが、いずれも興行的には失敗に終わった。
2003年には『ターミネーター3』でタイトルキャラクターとして3度目の出演を果たし、国内で1億5000万ドル(現在の2億800万ドルに相当)を超える興行収入を記録した。
2002年、シュワルツェネッガーへの賛辞として、地元の文化協会であるフォーラム・シュタットパークが、グラーツ中心部の公園に高さ25メートル(80フィート)のターミネーター像を建てる計画を提案した。シュワルツェネッガーは、お世辞でも嬉しいが、そのお金は社会事業やスペシャルオリンピックスに使った方が良いと考えたと伝えられている。
その後、2003年~2011年までカリフォルニア州知事に就任した関係で、俳優としての活動は抑えられた。
カリフォルニア州知事就任後の映画出演は、『ランダウン ロッキング・ザ・アマゾン』での3秒間のカメオ出演や、『80デイズ』などがある。2005年には映画『The Kid & I』に本人役で出演。『Liberty's Kids』のエピソード「Valley Forge」ではフォン・スチューベン男爵の声を担当した。
また、『ターミネーター4』にオリジナルのT-800として出演すると噂されていたが、本人は関与を否定したが、最終的には『ターミネーター』第1作のストック映像から彼のイメージが映画に挿入される形で、短時間出演した。
シルベスター・スタローン監督の『エクスペンダブルズ』にカメオ出演した。
俳優業への復帰
2011年1月、カリフォルニア州知事を去った数週間後、シュワルツェネッガーは将来の映画のためにいくつかの新しい脚本を読んでいることを発表し、そのうちの1つが実話に基づいたランダル・ウォレス脚本の第二次世界大戦のアクションドラマ『With Wings as Eagles』であることを明らかにした。
2011年3月6日、アーノルド・クラシックでのアーノルドセミナーで、シュワルツェネッガーは、『ターミネーター』の続編、『プレデター』や『バトルランナー』のリメイク版など、いくつかの映画に出演を検討していること、そして、あるコミックブックのキャラクターを「パッケージ化」していることを明かした。シュワルツェネッガーは、このキャラクターにインスピレーションを与え、シリーズをプロデュースしたであろうスタン・リーと共同開発した。
2011年5月20日、シュワルツェネッガーの芸能顧問は、現在開発中のすべての映画プロジェクトを中止すると発表した。「シュワルツェネッガーは個人的な問題に集中しており、いかなる制作スケジュールや予定にもコミットする気はない」。 2011年7月11日、シュワルツェネッガーは離婚に関連する法的問題があるにもかかわらず、復帰映画を検討していることが発表された。『エクスペンダブルズ2』(2012年)にトレンチ・マウザー役で出演し、『ラストスタンド』(2013年)では10年ぶりに主役を務め、『大脱出』(2013年)ではシルベスター・スタローンと初共演を果たした。2014年3月に公開された『サボタージュ』に主演し、2014年8月に公開された『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』では復帰した。2015年にはターミネーターの5作目『ターミネーター:新起動/ジェニシス』に主演し、2016年8月、アクションコメディ『キリング・ガンサー』に主演した。
2018年2月6日、アマゾン・スタジオは、シュワルツェネッガーと協力して、彼が主演と製作総指揮を務める『Outrider』と題した新シリーズを開発すると発表した。このシリーズは、シュワルツェネッガーにとって、初めてのTV脚本の大役となる。
2019年11月1日に公開された『ターミネーター:ニュー・フェイト』で『ターミネーター』フランチャイズに復帰した。この作品は、シリーズの共同制作者であるジェームズ・キャメロンが最初の2作ぶりに製作に復帰した。
アプレンティス
2015年9月、メディアはシュワルツェネッガーがドナルド・トランプの後任として『The New Celebrity Apprentice』のホストを務めることを発表した。 『アプレンティス』の第15シーズンにあたるこの番組は、2016-2017年のテレビシーズンに放送された。番組内では、出場者を解雇する際に、自身の有名な役柄(それぞれ『ターミネーター』と『プレデター』)からの引用である「You're terminated(お前を抹殺する)」と「get to the choppa(チョッパー(ヘリ)のところに行け)」というフレーズを使用していた。
2017年3月、トランプからの度重なる批判を受け、シュワルツェネッガーは同番組にもう1シーズン戻らないことを発表した。また、2017年1月には、トランプの発言にインスタグラムで「"ねえ、ドナルド、いいアイデアがあるんだ。仕事を変えてみないか?君は視聴率の専門家だからテレビを引き継ぎ、僕は君の仕事を引き継ぎ、そうすれば人々はようやくまた快適に眠ることができる」と反応した。
俳優としての特徴
あこがれの俳優として、クリント・イーストウッド、ジョン・ウェイン、カーク・ダグラスを挙げている。特にイーストウッドは『荒野の用心棒』のころからのファンであり、『ダーティハリー』シリーズに感銘を受けたことでアクション映画を志すようになったという。『ダーティハリー』のDVDには彼のインタビューが収録されている。また『ターミネーター2』におけるショットガンのアクションはジョン・ウェインへのオマージュである。
『ターミネーター』における台詞「I'll be back」(また戻ってくる)もしくは「I'm back」(戻ったぞ)は、以後の出演作品の台詞でも、しばしばカメオ的に使われたことから、世界的に有名になっており、来日した際や日本のみならず、海外のマスメディアのインタビューの際にも、必ずこの台詞を発している。『ターミネーター』シリーズ以外で、この台詞が使用されているのは『コマンドー』『ゴリラ』『バトルランナー』『ツインズ』『キンダガートン・コップ』『ラスト・アクション・ヒーロー』『シックス・デイ』『エクスペンダブルズ2』など。
2014年に「映画史上最も人を殺した俳優」として第一位に選ばれている。出演作の中で劇中一番人を殺害したのは『コマンドー』で74人。
演技力に関しては疑問視する声は少なくなく、長女はシュワルツェネッガーの演技を下手と酷評したことがある。また、映画評論家のおすぎも酷評したことがある。実際、俳優としての栄誉ある賞はほとんど受賞経験がない。一方、不名誉なラジー賞には8回ノミネートされたがこちらも長らく受賞したことがなかったことから、2004年には25周年最低落選賞を受賞した。
米調査会社キグリー・パブリッシング社が毎年発表していた「マネーメイキングスター・トップ10」において、7回トップ10入り(1985, 1987, 1988, 1990, 1991, 1994, 1996)を果たしている。また、1990年には1位となっている。
北米において、1990年『トータル・リコール』、1991年『ターミネーター2』は年間最高のオープニング興行成績となった。また、『ターミネーター2』は年間興行収入でも1位となった。
『ターミネーター2』の出演料は約15億円であり、当時のハリウッド記録を樹立した。その後、『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』で2500万ドル、『ターミネーター3 』で3000万ドルまで膨れ上がり、みずからが持つ記録を更新すると同時に、ハリウッド記録を更新した。
知事退任後の主演作は興行面では非常に苦戦することが多く、復帰作の『ラストスタンド』はこれまでの主演作のなかでは最低の興行収入を記録した。その後は『サボタージュ』、『マギー』、『アフターマス』と従来とは異なる映画に主演するものの、それらの主演作も不発続きであり、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』もアメリカでは9000万ドルを下回る興行収入で『3』や『4』以下の結果になるなど大コケし、批評家からは酷評された。そのため、当初は三部作の予定であったが続編の制作は無期限の延期が報道された。2019年の『ターミネーター:ニュー・フェイト』も不発に終わり製作費分の回収が出来ず、当初は三部作の予定だったがその続編は製作されなかった。
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