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【無料動画】コンフィデンスマンJPロマンス編のノーカット見逃し配信と無料視聴方法!

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【無料動画】コンフィデンスマンJPロマンス編のノーカット見逃し配信と無料視聴方法!

フジテレビの土曜プレミアムで放送された映画「コンフィデンスマンJPロマンス編」の見逃し配信、無料フル動画を無料視聴する情報やあらすじ、ネタバレ・キャストや原作、映画情報などを紹介したいと思います!

ハムレット
シリーズ最高傑作!「コンフィデンスマンJP 英雄編」の公開を記念して コンフィデンスマンJPスペシャル!今夜は第1作〈ロマンス編〉を放送!!

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「コンフィデンスマンJPロマンス編」のあらすじ・ネタバレ・予告動画まとめ

『ミックス。』『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ、『リーガルハイ』の脚本家・古沢良太が贈る大人気ドラマ『コンフィデンスマンJP』劇場版第1弾!信用詐欺師(=コンフィデンスマン)たちが、観光業界、不動産業界、医療業界、スポーツ界など、さまざまな業界の華やかな世界を舞台に、壮大で奇想天外な計画で、欲望にまみれた人間たちから大金をだまし取る、痛快エンターテインメント作品!

華麗に大胆に人をだまし続ける百戦錬磨のコンフィデンスマン〈信用詐欺師〉、ダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)。次なるオサカナ〈ターゲット〉は、香港マフィアの女帝で、その冷酷さから[氷姫]という異名を持つラン・リウ(竹内結子)。彼女が持つと言われている伝説のパープルダイヤを狙って、3人は香港へ。ランに取り入ろうとさまざまな策を講じるが、なかなかエサに食いつかず苦戦する。

そんな中、天才詐欺師ジェシー(三浦春馬)が現れ、同じくランを狙っていることがわかる。そして、以前ダー子たちにだまされ恨みを持つ日本のヤクザ・赤星(江口洋介)の影もちらつき始め、事態は予測不可能な展開に。騙(だま)し騙(だま)されの三つ巴(ともえ)の戦いを制するのは誰なのか!?史上最大のコンゲームが始まる!!

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映画「コンフィデンスマンJPロマンス編」のネタバレ・感想

ずっと観たくてやっと観賞。
三浦春馬さんと竹内結子さんが亡くなってしまってから鑑賞したので、俳優として役に全うし輝いている美しい姿を瞼に焼き付けました。

ドラマ版をかじる程度にしか見ていなくても十分に楽しめる作品。
作戦会議中の海鮮店の店員のおばちゃんは、初見で氷姫とわかってしまったので、竹内結子はただただジェシーとダー子どちらの味方なんだろうという目線で見ました。
宝石カットの名人も紹介されたきり出て来ず、三浦春馬扮するジェシーがペンダントを持ち出した時に、あぁダー子と竹内結子は組んだのねと気付き、そこからは江口洋介が一泡吹く瞬間を早く見たくて。

三浦春馬は、キザな役を演じていても、キザになりきれない品の良さがあるので、個人的にはダー子に騙されてからのクズっぷりの演技が予想より上手で驚いた。
どの作品にも真摯に向き合っていく真面目さが印象的で、特に僕のいた時間での役どころでも誠実さが演技からも伝わってきて素敵な俳優さんでした。いまだにとても悲しいです。
竹内結子さんとのシーンも儚く美しくて、この2人が似たような亡くなり方でもうこの世にはいないんだと思うと、共演シーンで2人の間にはわかりあい通い合うなにかがあっての最期だったりしたら良いなと思いました。

使う予定のなかったファーストクラスのチケットは最初から偽物なのかな。

ジェシーに貢いで破滅寸前の鈴木さんになりかけていた、モナコ。ジェシーに弄ばれて詐欺師の末端になり、刺客として送り込まれているつもりが、ダー子チームにまるまる騙されて。最悪な気分だろう。
でも、小手伸也よりモナコの方が仕事をしていた。

取っても全く困らない資産に溢れた江口洋介からお金を取り、憎ませつつも刺激を与え、女を悲しませるジェシーを成敗し、儲けたお金をチームで山分け。
ダー子、氷姫に匹敵してる。

東宝シンデレラの長澤まさみが本当に東宝を背負って立つ存在になっていて、劇中でも若い子に仕事ぶりを示し抱え、作外で一大事になった東出昌大を懐大きくチームの一員として抱え、若いけれど大女優とはこういう存在のことを言うのだなと思いながら拝見。

女性リーダーというと男性顔負けの仕事ぶりに付随して少し角がある女性像を想像する日本人が多い気がしますが、実際に活躍している女性はダー子や長澤まさみのような存在の方が多いように感じる。
役の内容や大きさや存在感のよりも、チームで仕事をする上で、和やかな空気の連帯感を作り上げ、誰とも張り合わず朗らかにみんなが実力を発揮したことが作品から伝わってきて、脚本よりも心地の良さを好きになる作品。

裏切るのも自由と言うけれど、裏切りたいとちっとも思わないチームだからこそ。
偽りとわかっていても表面上の綺麗な言葉を求めて愛を欲してしまうけれど、目に見えない愛も流れていることがテーマの本作品。
作中のダー子チーム同様に、制作陣も小日向東出長澤トリオが年齢性別関係なく結束していて、長澤まさみがこれだけ弾けられるのも受け止める空気を他2人が持っているから。小日向さんが映像界で演技派を通り越し人材育成していることも、素晴らしいです。

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映画「コンフィデンスマンJPロマンス編」の主なキャスト

コンフィデンスマンについて

様々な手口を使い、悪徳な方法で大金を稼ぐ者から巨額のカネを騙し取る詐欺師達。但し、決してただの悪党や犯罪者ではなく、「オサカナ」は弱者に不利益をもたらす悪徳商法の他、反社会的組織の人間と結託した違法行為等で巨額の富を築いたトップがほとんどであり、基本的に一般人には手を出さない。また、騙したターゲットに潰された店等に手に入れたお金を寄付する等、義賊的な一面も持つ。

3人の中の掟として、「万が一、命の危機に陥る事態が起こっても助け合わない」というものがあるが、結局は事前に仕掛けていたトリック等で助け合っている。

また、多くの「子猫ちゃんたち」と呼ばれる手下を抱えており、手に入れた金の一部を報酬として受け取る代わりに、ターゲットの情報収集からエキストラ、直接近付いての入れ知恵等、様々な形でサポートをする。但し、回によっては、これが要因でターゲットから強奪した大金が経費と化し、ダー子達の取り分がない時もある。

ダー子

本作のメイン主人公。天才的な頭脳と抜群の集中力で、どんなに難解な専門知識も短期間でマスターし、様々な役柄の人物に簡単になりきる事が出来る。一方でハニートラップの才能は無く、ボクちゃんからも色気についてはエロババア呼ばわり等、酷評されている(第4話にてターゲットの俵屋に誘惑しようとするもバイである彼に見向きもされず、挙句の果てには男のボクちゃんにも敗北してしまった)。普段の振る舞いはエキセントリックそのものであり、その振る舞いにボクちゃんは振り回されがちである。

過去の経歴、本名は一切不明だが、時折自分が天涯孤独であるような発言もしている。但し、1話でボクちゃんとは幼馴染でリチャードとも幼少の頃から知り合いである由の話をしている。時に金よりも正義や良心に左右されがちなボクちゃん、良識人として冷静な感覚を持つリチャードに対し、常に金が第一優先であり、相手の心情よりも、奪い取れる金の方を優先する発言の数々に、ボクちゃんが叱責する事も多いが、一方で過去の経験やトラウマが元で、悪事に手を染めているターゲットに対しては、大金と引き換えではあるものの、そのトラウマを乗り越えるような形で更生させている等、決して「相手のことを思いやれない人間」でもない。

普段は高級ホテル「Gondorff」のスイートルームに居を構えており、実質的に3人のアジトとなっている。高級食材に駄菓子を取り合わせて食べたり、はんぺんにマヨネーズをかけるといった変わった味覚の持ち主。

各話の冒頭では真っ白い部屋で、その話のテーマにあった偉人や作品の名言を読み上げている。
最終回でボクちゃん、リチャードを含め、本名やあだ名の命名由来、経歴等が明かされたように描かれていたが、実際はダー子が仕掛けた全て架空の設定であった為、結局謎のままである。

ボクちゃん

主人公の一人。ダー子・リチャードと共に行動する詐欺師。電信柱みたいな長身の優男。計画の全貌を教えてくれない等、いつもダー子やリチャードに振り回される上、お人好しで小心者故に、ターゲットに深入りしてしまう等のケースも多い。性質的には詐欺師や犯罪者よりも堅気に近い思考の持ち主で「いかなる理由があろうと人を騙すことは良くない」と考えたり、報酬が少ない上に命の危機を感じていることもあり、いつも2人と決別して真っ当に働こうとするが、知らず知らずの内にダー子が仕掛けた罠で戻ってくるよう仕向けられる、詐欺の報酬で堅気の知人を救おうとしても思ったような結果にならないなどの理由で、結局は2人の元に戻って来てしまう。女性に惚れ易い一面もあるが、全て散々な形で振られている。

ダー子同様、過去の経歴、本名は不明だが、ダー子の口から自身同様、天涯孤独の身である事を匂わせている。但し、1話でダー子とは幼馴染でリチャードとも幼少の頃から知り合いである由の話をしている。

リチャード

主人公の一人。ダー子・ボクちゃんと共に行動する詐欺師。超一流の変装技術を持ち、ダー子同様、様々な役柄で潜入する。普段は品の良さを活かしたジェントルマンな風貌であり、ダー子とも気が合っている。一方、意外にも女性には弱い一面もある。

ターゲットを騙すためにかかった経費や、その儲けを計算して2人に伝えており、コンフィデンスマン達の経理担当の面も持ち合わせている。
ダー子同様、過去の経歴は不明だが、1話でダー子とボクちゃんが幼少の頃からの知り合いである由の話をしている。

五十嵐

神出鬼没な腕利きの詐欺師。元々は弱者も騙す正真正銘の悪徳詐欺師だったが、ダー子に出会い、心酔したことによって改心した。
リチャードとは以前から面識があったが、「協力者がいる」程度の情報しか得ていなかったボクちゃんは「リゾート王編」の成功パーティまで彼の素性を知らなかった。
仕事ではターゲットやその周辺の組織に潜り込み、コンフィデンスマンたちのお膳立てを主に担当する。

ラン・リウ

香港の大財閥「射手座集団(サジタリウス・グループ)」総帥。香港マフィアの女帝で、その冷酷さから「氷姫」という異名を持つ。メディア嫌いで人前にはほとんど顔を出さない。幻の宝石「パープルダイヤ」を所有している。

実は本物のランではなく、正体はダー子の知己であるコンフィデンスウーマン「スタア」。ダー子が赤星とジェシーを釣り上げるにあたり、彼らが食いつくエサとして都合が良かったためランに成りすましていた。

「プリンセス編」では冒頭にてダー子と組んだ仕事を失敗したことから彼女と仲違いしたが、かつて世話になったウメへの義理から、陰でフウ一族相手の仕事を手伝っていた。

ジェシー

天才恋愛詐欺師。以前ダー子と組んだことがあるが、標的の女性を身も心も弄び大金を巻き上げるやり口を嫌う彼女とはすぐに決裂している。
パープルダイヤを騙し取るためダー子たちに先んじてランのもとに潜り込んでいたが、仕事が進まないためダー子を引き抜いてランを騙してダイヤを奪う。その後依頼人である赤星の存在とスパイとしてモナコを潜り込ませていたことを明かし、ダー子たちを赤星に引き渡そうとするが、ラン率いる香港警察に包囲されそうになったため赤星と共にヘリで逃亡する。

しかし、実は彼と赤星こそが今回の「オサカナ」であり、仔猫の鈴木をカモにされたことに怒ったダー子にまんまと騙し返されて赤星に多額の損失を出してしまい、粛清を恐れて逃亡した。

「プリンセス編」では仕事のサポートをさせようと目論んだダー子に誘導される形でパーティーに呼び出され、同じ会場にいた赤星に見つかることを恐れ渋々協力した。

高松千鶴

ランの幼少期の家庭教師。ランの過去を調べに来たボクちゃんとモナコに情報を提供するが、いち早く存在を突き止めていたジェシーにも同様の話をしていた。
終盤にて、上記の設定は嘘であり、スタァの仔猫の一人であることが明かされる。

宝石研磨職人

香港の偽宝石造りの名人。ランに売り込む模造宝石の製作をダー子に依頼される。
なお、メインの仕事は偽の「パープルダイヤ」制作であり、このときダー子の注文で細かい細工を施している。

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ドラマ「コンフィデンスマンJP」全話のあらすじ・ネタバレ

ドラマ「コンフィデンスマンJP」1話のあらすじ「ゴッドファーザー編」

ダー子(長澤まさみ)は、天才的な頭脳と抜群の集中力で、どれほど難解な専門知識も短期間でマスターしてしまうコンフィデンスウーマン=信用詐欺師。

高級ホテルのスイートルームに居を構える、破天荒な上に天然で、いい加減なところもある女性だ。

そんなダー子と組んでいるのは、お人よしで小心者ゆえにいつもダー子に振り回され、早く詐欺師稼業から足を洗って真っ当に生きたいと願っているボクちゃん(東出昌大)と、超一流の変装技術を持ち、生まれながらの品の良さを生かして相手を騙すリチャード(小日向文世)だ。

ダー子が新たなターゲットとして目を付けたのは、公益財団『あかぼし』の会長・赤星栄介(江口洋介)。

表の顔は文化芸術やスポーツの振興、慈善事業に勤しむ名士だが、その裏では経済ヤクザとして暗躍し、日本のゴッドファーザーとも呼ばれる男だった。

赤星は何よりも仲間を大切にし、そのファミリーは鉄の結束で結ばれているとも言われていた。

ダー子は、国税庁からマークされている赤星が、莫大な現金資産を海外に持ち出そうと目論んでいると推測。

貨物船舶の船長に扮したリチャードを赤星に接触させる。

ところが、何故かその正体がバレてしまったリチャードは瀕死の重傷を負い、病院に収容されてしまう。

詐欺師稼業をやめて一度はダー子のもとを離れていたボクちゃんは、知らせを受けてリチャードの敵を討つと決意。

ダー子とともに赤星を騙すための作戦を立てるが・・・。

ドラマ「コンフィデンスマンJP」1話のネタバレ

江口洋介 役:赤星栄介

公益財団「あかぼし」の会長で、表の顔は文化芸術やスポーツの振興、慈善事業に勤しむ名士だが、その裏では地上げや贈収賄などの経済ヤクザとして暗躍し、「日本のゴッドファーザー」とも呼ばれる男。

幼いころの悲惨な境遇からか、口先では「ファミリー」と呼ばれる仲間や信頼を重んじている一方、掟を破った際には容赦ない制裁を加えるなど実際は誰のことも信じず自らへの忠誠心のみを求めており、ダー子からは

「飼い犬に首輪をはめて逃げられないようにしているみたい」

「他人を信用する心そのものがない」

と評された。

愛人宅への国税局のガサ入れや警察の捜査(いずれもリチャードの変装)を受け、隠し資産20億円を海外に移すことを実行。

当初はリチャードが貨物船の船長として強奪しようとしたが、他人を信用しない性格から不向きだとわかりリチャードが撤退。

代わりに「本物のキャビンアテンダント」となったダー子と「海外へ大金を密輸できるルートを持つ社長の息子」のボクちゃんと共に計画を実行する。

コンフィデンスマン達によって丸々作られた架空の空港「いわき空港」からマニラ行きの便で1億円の入ったケース20個を輸送。

チョビ髭によるニセ国税局の査察を回避したうえ、情報を漏らしたとして2人を現地に着き次第殺そうとするが、「バードストライクによる不時着を行うため、機体の重さを減らす」という名目でダー子とパーサーに扮したリチャードによりケースを機内から鳥取砂丘に放り出される。

そのままスカイダイビングで脱出しようとする3人に対しダー子を襲って装備を奪い、部下に奪還を命じるも、誰も応じなかったため自らスカイダイビング。

何とか鳥取砂丘に着陸しケースを見つけるも、放り出されたケースの中身は全てただの紙切れであり、機内にそのままあった20億円を全て奪われてしまった。

劇場版の「ロマンス編」にも登場しており、ダー子達に復讐しようと罠を仕掛ける。

未唯mie 役:矢代久美子

ホストクラブの社長。最終話で登場した鉢巻秀男の次のターゲット。

自らが経営するホストクラブのNo.1である心人(ボクちゃん)と元・暴力団員でカジノの壺振りを務める政吉(リチャード)とともに、裏社会に筋を通さずに裏カジノ「THE BIG STORE」を始めたオーナーの「夜桜の麗(ダー子)」から大金を巻き上げるために丁半博打で対決。

心人と政吉の通しにより稼いでいき、自らの1億円とカジノの1億円を賭けた麗との勝負にも勝利するが、麗の悪あがきの合間に石崎社長扮する警察の突入に怯え、1億を置いて逃げてしまう。

山西惇 役:石崎社長

中古車販売チェーン「石崎モーターズ」の社長。

学生時代は演劇を行っていた。最終話で登場した鉢巻秀男の次のターゲット。

自分の妻と娘が矢代のホストクラブに貢いでしまったことへの復讐として、ホステスの麗(ダー子)・ショーバブ勤めの心人(ボクちゃん)・ヤクザ映画の大部屋俳優である政吉(リチャード)とともに矢代から1億円の奪還を計画。

ニセのカジノを作り、自らの従業員もカジノスタッフなどとして起用。

見せ金として現金1億円も用意するなど全面的に協力した。

しかし、その1億円も石崎が脱税していたお金であり、最後は3人によってトランクの中身をぬいぐるみに変えられ、矢代から奪った1億とともに合計2億円分を奪われてしまった。

ドラマ「コンフィデンスマンJP」2話のあらすじ「リゾート王編」

信用詐欺師のダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)の3人は、ロシアンマフィアを騙そうとして失敗。

彼らに追われた3人は、命からがら何とか逃げ切る。

この一件で危険な目に遭ったボクちゃんは、ダー子たちとは縁を切ると宣言。

真っ当な人間になるために職探しを始めたボクちゃんは、やがてひなびた温泉町にある老舗旅館『すずや』にたどり着き、住み込みで働く機会を得る。

ところがそのすずやは、2年前、隣町に桜田しず子社長(吉瀬美智子)が率いる大手ホテルチェーン・桜田リゾートが出来てから経営不振が続いていた。

追い詰められたすずやの女将・操(本仮屋ユイカ)は、旅館を桜田リゾートに売却することを決意する。

桜田しず子は、短大卒業後、『桜田ホテル』の跡取りと結婚して若女将となった。

潰れかけていたホテルを再生させた彼女は、ホテルをチェーン展開し、それ以降、経営難の旅館やリゾート施設を買い取っては見事に蘇らせ、業界の救世主とも呼ばれていた。

だがその裏では、収賄や談合、地上げと手段を選ばないやり口で、日本の観光を牛耳ろうとしていた。

すずやも5年ほど前に桜田リゾートから買い取り話を持ち掛けられていたが、それを断った途端、口コミサイトには悪意ある書き込みが溢れたという。

すずやが経営難に陥ったのもそれがきっかけだった。

しかもしず子たちは、すずやの資産価値を0円と査定し、約束していた従業員の再雇用も反故にしようとしていた。

そのやり方に怒ったボクちゃんは、すずやを救うためにダー子たちに協力を依頼し、しず子から金をせしめようと決意する。

そのころしず子は、カジノを中心にした国の統合型リゾート開発を狙い、政界に食い込もうと躍起になっていた。

それを知ったダー子は、猛勉強の末桜田リゾートのインターンになり、しず子に接触するが・・・。

ドラマ「コンフィデンスマンJP」2話のネタバレ

吉瀬美智子 役:桜田しず子

※幼少期:丸山澪

桜田リゾート会社社長。経営難の旅館やリゾートを買収し再生させる「日本のリゾート王」。

短大卒業後老舗旅館「桜田ホテル」跡取りと結婚し若女将に。

潰れかけたホテルを再生させチェーン展開し一大リゾート会社に発展させた。

「欲しい物はどんな手を使っても手に入れる」性格でもあり、買収するためには口コミサイトのねつ造や収賄・談合など黒い事も行い、それによって露頭に迷った者も多い。また、夫との仲は冷めきっている。

幼い頃は瀬戸内の民宿「道草荘」を営む夫婦の娘として手伝いをしていたが、道草荘が借金のカタとして差し押さえられ追い出されてしまった事から、「家を取り戻す」ということを決意してのし上がってきた苦労人であり、看板にあぐらをかいた旧態依然の旅館を批判し「このままでは外資系に乗っ取られてしまう」という本人なりの危機感を持って買収を行っている。

既にダー子や桜田配下の「裏部隊」に潜り込んだ五十嵐にて内偵が進んでいたが、働いていた旅館「すずや」が桜田リゾートにタダ同然で買収されたことに憤ったボクちゃんが戻ってきたことにより計画が進行。

統合型リゾート建設に向けて国土交通省大臣に贈賄したものの、その大臣がスキャンダルで失脚。

後任の水内大臣がクリーンな事や、水内の政治力を侮りパイプを作っていなかった事に焦りを感じていたところ、桜田リゾートに中途採用された松山(ダー子)が水内の私設秘書である鶴田(リチャード)とパイプがあることを知って利用。

鶴田に賄賂とセクハラ告発の脅迫で迫った結果、統合型リゾート施設を水内の地元である真鶴町に建設することを知り、そこから真鶴町沖の個人所有の無人島「八五郎島」に目をつける。

島で民宿を営む「小松武雄」に扮したボクちゃんに接触し、5億円で島ごと買収しようとするが、詐欺被害に遭う桜田の今後を憂えたボクちゃんによる説得が長引いたこと、ボクちゃんに業界用語の知識が無かったこと、さらに五十嵐がボクちゃん扮する「小松武雄」本人を見つけたことにより詐欺を看破。ボクちゃんを五十嵐に処理させ、「小松武雄」から5億円にて「八五郎島」を買い取る。

しかし、実際には水内大臣による統合型リゾートの建設地は沖縄に決まったこと、さらにはその「小松武雄」すら偽物(五十嵐の舎弟:演 - 小野塚勇人)であることを知り詐欺に遭った事を知る。

その後は責任を取り桜田リゾートの社長を辞任。

会社はさらに拡大した一方、自身は仲が戻った夫とともに外国人向けゲストハウス「Michikusa」をオープンし再起を誓った。

劇場版の「ロマンス編」では、経営するゲストハウス「Michikusa」が香港まで進出している。

本仮屋ユイカ 役:操(みさお)

老舗旅館「すずや」の女将。
いつも通り詐欺師を辞めると宣言し、街中の看板やハローワークのポスターを見て働きたいと訪れたボクちゃんを住み込み従業員として雇用する。

しかし2ヵ月後、桜田リゾートによって「すずや」は建物を無償提供、従業員の継続雇用も不透明な状態で強引に買収される。

「すずや」を取り返すためには1億5000万円が必要とボクちゃんに告げ、ボクちゃんは旅館の奪取と操の心を手に入れるべく再び詐欺師へと戻った。

しかし、実際はそのほとんどがダー子による誘導であり、ダー子の「エロ女将」という言葉の通り、操は「すずや」の料理長と恋仲となっていた。

そのことを知ったボクちゃんは旅館奪取の費用1億5000万円を書置きを残して、操に寄付。

元々田舎暮らしが好きではなく、女将という仕事のプレッシャーも嫌いだった操は、そのお金を使い結婚し都内に移り住んだ。

ドラマ「コンフィデンスマンJP」3話のあらすじ「美術商編」

ボクちゃん(東出昌大)は、カフェでアルバイトをしていた画家志望の美大生・須藤ユキ(馬場ふみか)と知り合う。

だが、ユキが高名な美術評論家・城ケ崎善三(石黒賢)にもてあそばれ、自殺未遂にまで追い詰められたことを知ったボクちゃんは、城ケ崎から金を奪おうと決意。

ダー子(長澤まさみ)には内緒でリチャード(小日向文世)に協力を依頼した。

するとリチャードは、大物相手だからダー子を加えた方が良いと判断して、勝手に彼女にも話してしまう。

城ケ崎は、貧しい家庭に生まれ育った。

画家だった父は、才能に恵まれなかったものの気位だけは高かったため、母と共に苦労してきたという。

美術評論家になったのも父のような画家に引導を渡すためだった。

独学で古今東西のあらゆる芸術作品を学んだ城ケ崎は、バブル崩壊後に行方不明になっていたいくつかの名画を発掘して名をはせ、今では美術品を鑑定する冠番組まで持っていた。

しかしその本性は、女癖が悪い上に、持ち込まれた美術品の真贋を偽って安く買い上げ、裏社会の顧客に脱税資産やマネーロンダリングの手段として密かに売却して大儲けしている、欲と金にまみれた男だった。

ダー子は、中国人バイヤー“王秀馥”として城ケ崎のオークションハウスに潜入し、金に糸目をつけずに大量の作品を買い上げることで彼の信頼を得る。

さらにダー子は、城ケ崎を騙すためのタネとして、旧知の贋作画家で、あらゆる時代の有名画家のタッチを知り尽くしているという伴友則(でんでん)に、ピカソの“まだ世に知られていない作品”の制作を依頼するが・・・。

ドラマ「コンフィデンスマンJP」3話のネタバレ

石黒賢 役:城ヶ崎善三

美術商。テレビでも自身の冠番組を持つ有名美術評論家でもある。

大阪の貧しい家庭に生まれ、父は才能が無いにも関わらず気位が高い画家であったため、幼少期は苦労する。

その父に引導を渡すために独学で美術を勉強し、今の地位までのし上がった。

それ故に「才能の無い画家」を蛇蝎の如く嫌う。

持ち込まれた美術品を真贋を偽り安く買い上げ、その絵を裏社会の顧客に脱税やマネーロンダリング用として高く売りさばいて私腹を肥やしている。

女癖も悪く、ボクちゃんがカフェで知り合った須藤が城ヶ崎に騙され個展が開催できず、失意で自殺未遂を起こしたことに憤り計画を実行する。

絵画を高値で爆買いする中国人バイヤーの王(ダー子)、茨城の三流美術商の跡取りの沼田(ボクちゃん)がそれぞれ城ヶ崎に接触し、沼田が持ち込んだ伴の贋作ピカソを高値で売り込もうとするが贋作と看破し評判を上げる。

しかし、今度は沼田が持ち込んだ無名の画家「山本巌」の絵を王が高額で購入したことによりさらに評判を挙げたことで「無名の天才画家の発掘」という功績に目がくらみ、地元の農民(五十嵐)の案内により出身地の茨城に向かい、山本の親戚(リチャード)の離れで山本の絵画を多数発見。

同じタイミングで王が沼田を連れて訪れ、王が「3億円で買い上げる」という言葉に対し、「自分が売り出すからこそ価値が付く」と本心を暴露したうえで3億5000万円で購入した。

だが、それらの絵は全てボクちゃんとリチャードが茨城の風景やダー子をモデルにゴッホ風に模写して書き上げた「ニセの天才画家」による「本物の作品」であり、それらを売り出すための絵画オークションでダー子に招待された本物の山本巌がいたことにより信用が完全に失墜する。

その後、かつては内心侮辱していた、街中で見かけた噴水の絵を描いた子供に涙を流しながら素直に褒めるなど、心境の変化が見られた。

劇場版の「ロマンス編」にも登場しており、赤星栄介から宝石の鑑定依頼を受ける。

内村遥 役:山本巌

ダー子が取り寄せた卵「天賜卵」の生産者。

ボクちゃん・リチャードも認めるほどとても美味しい卵、何度も取り寄せられている。

パッケージに記載された生産者の顔写真を加工の上「早世の天才画家 山本巌」として勝手に利用され、最後はダー子によって匿名で城ヶ崎のオークションに招待され、その場で「カリメロしか描けない」と自分が描いた絵ではないと困惑しながら明かした。

ドラマ「コンフィデンスマンJP」4話のあらすじ「映画マニア編」

ダー子(長澤まさみ)は、食品メーカー・俵屋フーズで工場長を務めている宮下正也(近藤公園)が、自社製品の産地偽装を告発しようとしていたことを知る。

看板ヒット商品の缶詰「うなぎのカレー煮」で、外国産のうなぎを国産だと偽って使用していたのだ。

しかし宮下は、同社社長・俵屋勤(佐野史郎)の脅しに屈し、告発文を出すことはできなかった。

俵屋は典型的な二代目のお坊ちゃんで、公私ともにやりたい放題、社員へのどう喝、セクハラも日常茶飯事、というとんでもない男だった。

そんな俵屋を新たなターゲットに選んだダー子は、彼が熱狂的な映画ファンであることに注目する。

ダー子たちは、俵屋が定期購読している『月刊キネマ新報』を、“映画人が愛した銀座のカフェバー・スワンソン”なる記事を載せたニセモノと差し替えて、彼をその店に誘い込むことに成功する。

そこで、新人映画監督に扮したボクちゃん(東出昌大)と、映画プロデューサー役のリチャード(小日向文世)が巧みに俵屋に近づき、オールスターキャストで制作されるという新作時代劇映画への出資を持ちかける。

ところが俵屋は、ボクちゃんたちの話にかなり興奮していたにもかかわらず、何故か出資話には興味を示さず・・・。

ドラマ「コンフィデンスマンJP」4話のネタバレ

佐野史郎 役:俵屋勤

加工食品会社「俵屋フーズ」の社長。国産うなぎを使った「うなぎのカレー煮」が人気商品である一方、実際は外国産うなぎを使っている常習的な食品偽装をしている。

部下への恫喝や告発しようとした宮下を左遷させるパワハラ、女子社員へのセクハラと典型的「ダメ二代目社長」のフルコースである。

過去には2度離婚しており現在は独身であるが、実はバイセクシャルという一面も持ち合わせており新人監督に扮したボクちゃんに惚れる。

大の映画マニアであり、学生時代は自主映画や劇団も立ち上げていた。口ぐせは「映画は人生を変える」

定期購読している映画雑誌「月刊キネマ新報」をコンフィデンスマン達に作り替えられた映画人がお忍びで通う銀座のカフェバー「スワンソン」なる記事が掲載されているものに郵便配達員(リチャード)によって差し替えられ、その記事に興味をもって来店する。

ママの節子(ダー子)と仲良くなり足しげく通う中、来店した映画プロデューサー・立浪宗次朗(リチャード)と新人監督・岡本(ボクちゃん)が忘れていった映画台本「用心棒大集合(仮)」を拾う。

3人に台本を見てしまった事や企業の社長という事を気づかれ、「関係者」として映画に出資してもらうよう説得するが、

「マニア故に映画の世界を神聖化しているため、そこに足を踏み入れられない」

という性格を読み切れず出資を固辞したため失敗。

実際に京都の撮影所に赴き、本物の伊吹吾朗と触れ合う中で出資者が引き上げて、立浪・岡本・撮影監督(五十嵐)がピンチであることを伝えても出資しない頑固さを見せる。

そこで二の矢としてダー子が中国の有名女優「マギー・リン」に扮し、映画の主演に抜擢するという色仕掛けを実行。

それに対してようやく出資の意思を見せるが、今度は「自分が出資をするのだから」とタイトルを「立ち上がれ つわものどもよ」と変更し、脚本にも手を加えるなど映画の全てに口出しをするようになる。

コンフィデンスマン達も本来は「映画を作らずに出資金だけを奪う」という見込みだったものの、俵屋が社員をエキストラとして使う意思も見せたことから完全に映画を撮らざるを得ない状況になる。

撮影では完全に俵屋が監督の状態となり、さらに「1シーンでいいから自分も出演してマギーと共演したい」と要求がエスカレート。

それを逆手に取り「俵屋の夢を徹底的に叶える」としてマギー(ダー子)演じるくノ一を従える武将役として撮影した。

その3ヵ月後、完成披露試写会が行われるが、その上映内容は撮影したものではなく、宮下による食品偽装とパワハラの告発に俵屋のセリフを切り貼りしたショートムービーとなっていた。

その後、俵屋フーズに強制捜査が入り、俵屋も逮捕される見込みとなり、まさしく「映画は人生を変える」結果となってしまった。

ドラマ「コンフィデンスマンJP」5話のあらすじ「スーパードクター編」

ダー子(長澤まさみ)たちは、野々宮総合病院理事長の野々宮ナンシー(かたせ梨乃)を新たなターゲットにする。

虫垂炎を起こしたリチャード(小日向文世)の手術を担当した同病院の外科医・田淵安晴(正名僕蔵)を、ナンシーがクビにしたのがきっかけだった。

芸能界で活躍した元モデルのナンシーは、開業医と玉の輿婚をした。

夫亡き後は病院の経営を引き継ぎ、知名度とイメージ戦略を駆使して成功を収めていた。

その中心にいるのが、ナンシーの息子でもある外科医の新琉(永井大)だった。

新琉は、困難な手術を次々と成功させ、若きスーパードクターとしてマスコミからも注目されていた。

だが、実は新琉の功績のほとんどはオペチームの他の医師によるもので、中でも特に難しい手術を手がけていたのが田淵だった。

ナンシーは、薄給に耐えかねて他の病院に移ろうとした田淵に激怒し、医療過誤をでっち上げて彼を医学界から締め出したのだ。

ナンシーたちが必死になって田淵の後任を探していると読んだダー子は、ボストンの名医の指導を受けたという触れ込みでボクちゃん(東出昌大)を売り込む。

ボクちゃんは、ナンシーがゴルフレッスン中に腰を痛めたという情報をもとに、精密検査を受けるよう持ちかけ・・・。

ドラマ「コンフィデンスマンJP」5話のネタバレ

かたせ梨乃 役:野々宮ナンシー

野々宮総合病院の理事長。元モデルで開業医と結婚。

夫亡き後はモデル時代の知名度とイメージ戦略で病院を宣伝し切り盛りしている。

息子の新琉を「スーパードクター」と祭り上げ(実際は新琉は手術は苦手で、執刀は田淵が行なっていた)、患者から賄賂を受け取り、その額で手術の優先度を決定。

金無き患者を強制的に追い出し、自身は手に入れたお金でホストクラブ通いをしている。

第3話でダー子が描いた絵画をインターネットオークションで購入して理事長室に飾っている。

田淵が辞めた事により新琉の新たな影武者が必要であろうと踏んだダー子は、ボクちゃんを病院に潜り込ませるべく、ボストン帰りの外科医・浅田と称し就職面接を受けさせるが、ナンシーは「雇用契約は執刀を見せてから」と難色を見せたため、この計画は失敗。

続いてナンシー自身に病気がある筈と健康診断をするがナンシーは健康体だったため、健康診断の結果を五十嵐が持ってきた3DCGの大動脈瘤が映っている画像にすり替える。

その画像を見た新琉はナンシーが大動脈癌に罹患していると信じ込み、手術をすること決める。

新琉から執刀医に田淵を提案されるがナンシーはこれを拒み、浅田(ボクちゃん)はアメリカ時代の盟友・スーパードクター・ナオミ(ダー子)を呼びよせ、ナオミはダニエル・ヨー(五十嵐)他自身のチーム員を引き連れて秘密裏で手術を行うことになる。

手術前には手術と死への恐怖からか半狂乱になるが、ナオミと浅田に対し、田淵の行動を散々注意したものの圧力はかけていない事。

そして優しすぎるが故に実力を発揮できない新琉が窮地で力を発揮し、一人前の医者になることを見届ければ思い残すことはない事を明かした。

手術直前には睡眠導入剤を飲まされ寝かされた状態だったが、「夢」という形で手術室でのやり取りをおぼろげに聞いており、改めて新琉が医者に向いていない事を実感したことや、見せかけの手術を経験したことで考えが変わったらしく、新琉と共に病院を去ることを決め、ナオミに手術代300万ドル(3億3000万円)を騙し取られたことに気づいても笑い飛ばしていた。

永井大 役:野々宮新琉(にいる)

野々宮総合病院の外科医でナンシーの息子。

医師であった父の後を継ぎ、どんな難手術でも成功させる「スーパードクター」としてテレビでも特集されるが、実際は手術の大半を田淵ら他の医師に任せており、自らは開腹や縫合など簡単な作業だけして手柄を横取りしている。

ただし医者として患者を想う気持ちは本物であり、前述の特集の最中に担当の子供の患者が回復して退院した際はテレビカメラの前で涙を流していた。

また医大での成績は優秀であった事が母のナンシーから語られているため、本来はそれなりの技術を持った医師である事が示唆されている。

しかし前述の性格が災いして患者を大事に想いすぎるあまり手術への恐怖心を拭う事ができずに手術の影武者に手を染めていた。

ナンシーのニセ手術にはモニターを通して立会ったものの、大量出血したことに動揺。田淵とともに手術室に入るものの田淵が手術を拒否したため自分が手術を行うとするが、あまりの状態にパニックを起こし逃げ出してしまった。

この一件で自分が医者に向いていないと実感したらしく、医者を辞め、「前からやってみたかった仕事」としてYouTuberを始めることを決意する。

正名僕蔵 役:田淵安晴

野々宮総合病院の元外科医。特に難しい外科手術を任される腕利きの医師だった。

リチャードの盲腸手術を執刀してから2か月後、街でボクちゃんによって工事現場の警備員アルバイトをしているところを発見。

手術の際、新琉の影武者として自身が代わりに執刀していた事、ナンシーに自身を昇給させるよう要求したが受け入れられず、「医療過誤」をでっちあげられて病院を追い出された上、ナンシーが医療業界に圧力をかけたため他の病院にも受け入れてくれない事を明かし、「田淵を病院に復帰させ、野々宮親子を追い出す」という目的でコンフィデンスマン達が動くきっかけとなる。

当然ながらナオミ(ダー子)等によるナンシーのニセ手術は失敗し、ナンシーは命の危機に陥るが、ダー子は密かに田淵を現場に呼び寄せていた。

新琉は田淵に執刀してもらうよう頼むが、田淵は「自分を追い出したナンシーを執刀する義理はない」とナンシーを侮辱しこれを拒否。

この発言にボクちゃんも激怒し一発殴られ手術室を後にする。

実際は腕こそ確かなものの、ナンシーからは身だしなみや患者への態度に対し度々注意を受けていたが態度を改めなかった。

また自分の事を悪く言う者に対しては根に持つという性格が難点であると指摘され、他の病院に受け入れてもらえないのも圧力ではなく単に面接に失敗しているだけであった。

山田孝之 役:ジョージ松原

ドクターデンジャラスも手がけたハリウッドの特殊造形師。

本物の医師である新琉や田淵さえも見分けがつかないほど本物そっくりの「ドラマの手術シーンで使われる開腹した際の臓器」を作り上げ、現場でも陰で心臓を動かしていた。

「仕事は選ばない主義」のためにニセ手術の協力を引き受けたが、その技術力の高さからボクちゃんからは「あなたは仕事を選んでくれ」と叱責された。

なお第4話・映画マニア編では、映画製作のキャストとして、山田孝之の名前が挙がっていた。

モデルはハリウッドなどで活躍している日本人アーティストSCREAMING MAD GEORGEと思われる。

ドラマ「コンフィデンスマンJP」6話のあらすじ「古代遺跡編」

自転車で一人旅をしていたボクちゃん(東出昌大)は、山間にある十色村を訪れる。

そこでボクちゃんは、川辺守夫(野添義弘)・美代(長野里美)夫妻が切り盛りするラーメン店の素朴な味に魅了される。

夫妻は、この村に特産品を使った商品などを販売する「ふるさとふれあいモール」が出来ることを喜んでいた。

ところがその2年後、再び村を訪れたボクちゃんは、ふれあいモールの建設計画がいつの間にか産業廃棄物処理場の建設計画に変わっていることを知る。

このプロジェクトを手がけていたのは、地方再生や町おこしを得意とするアメリカ帰りのコンサルタント・斑井満(内村光良)だった。

斑井は、町おこしのプロジェクトを持ちかけてタダ同然の金額で土地を買い付けると、プロジェクトを頓挫させて、知り合いの産廃処理会社に土地を転売していた。

ボクちゃんは、ダー子(長澤まさみ)とリチャード(小日向文世)に、産廃処理場の建設工事を止める手助けを頼んだ。

ダー子は、産廃処理場の方が役に立つ、といって金にもならない話には乗らなかったが、工事を止めるだけならその土地から土器や土偶といった、遺跡があった証拠が出てくればいい、と助言する。

リチャード自慢のコレクションから縄文土器を借りたボクちゃんは、建設現場のアルバイトに扮して潜入し、現場で土器を見つけたと報告する。

すると斑井は、いきなりその土器を地面に叩きつけて粉々に壊してしまう。

ボクちゃんを手伝うことにしたダー子は、五十嵐(小手伸也)に斑井の情報収集を依頼。

彼の父親・万吉が、家族を顧みずに遺跡発掘に明け暮れ、奇説を唱えては変人扱いされていたアマチュアの考古学研究者だったことを知り・・・。

ドラマ「コンフィデンスマンJP」6話のネタバレ

内村光良 役:斑井満

※幼少期:澤田真伍

斑井コンサルティング代表取締役社長。

名声と金に人一倍執着し、様々な肩書を持つ経営コンサルタントとして地方創成のためと称し、モール建設など甘い言葉で住民から土地をタダ同然で買い上げるが、すぐに建設中止させて産業廃棄物処理場用地として転売し荒稼ぎしている。

在野のアマチュア考古学者である父・万吉に対しては幼少期こそ興味を持って一緒に発掘を行っていたが、発掘作業の強制や万吉の死後に、万吉の著書の返本と借金の山を押し付けられたことで、考古学そのものまで嫌うようになった。

一方、そのような経験から考古学に関する知識は深い。

コンフィデンスマン達による「遺跡発掘の可能性を出すことで工事を止める」という計画として、最初は三隅建設現場作業員及び東部大学の考古学助手(ボクちゃん)が「発掘された」とリチャード所有の縄文土器を持ってきたが、何も言わずに憎しみをこめて粉砕してしまう。

次に、コンフィデンスマン達によって作られたニセの縄文土器が発掘されたとして、東部大学の考古学教授・牛久幸次郎(リチャード)と接触。

新聞カメラマン(五十嵐)も工事現場で合流し次々と発掘する現場を見るが、自らの知識で偽物と看破する。

また、牛久幸次郎(リチャード)に対して、大金を渡して偽物と表明するように忠告する。

次に、五十嵐がネット拡散して呼んだ考古マニアたち、さらに付近の山を持つ熱烈なアマチュア考古学者の常滑富子(ダー子)も登場。

万吉の学説と似た事を言う常滑や熱心に発掘作業を行う考古マニアたちに心を動かされ、一旦は遺跡発掘を喜ぶ。

しかし、ボクちゃんが呼んだ本物の牛久幸次郎が現場に訪れて、発掘品は改めて偽物であると分かり態度を改めて工事を続行させる。

しかし、どこか心にわだかまりが残る中、在野の考古学者としてダー子が贈った「幻を求めて」全巻を読んだことで考古学への熱意が再燃。

常滑から手放すとされた山(実際はダー子が事前に1億円で買っていた山)を3億円で購入。

会社も手放し、金も名声も捨てて父のようにロマンを求め発掘する日々を始める。

ドラマ「コンフィデンスマンJP」7話のあらすじ「家族編」

ダー子(長澤まさみ)とボクちゃん(東出昌大)は、リチャード(小日向文世)の知り合いだった矢島理花(佐津川愛美)という女性の話を聞く。

1年前、バーでリチャードの財布をすろうとして失敗した理花は、天涯孤独の身で、夜の仕事を転々としているうちにスリまでするようになったらしい。

時々理花と会うようになったリチャードはまともな生き方をするよう何度も説得していた。

だが、彼女は耳を貸さず、結局しくじって刑務所に服役することになったという。

出所するまで理花の家財道具を預かることにしたリチャードは、それをダー子の部屋へと運んだ。

そこでダー子が見つけたのは、理花の母親の遺品から出てきた手紙だった。

送り主の与論要造(竜雷太)は、10億円の資産を子どもの誰かに譲ると手紙に記していた。

五十嵐(小手伸也)の調査によれば、要造は鎌倉に住む資産家で現在闘病中。

だがその正体は、違法すれすれの株式操作で荒稼ぎしていた経済ヤクザだった。

理花は、要造が愛人に産ませた子どもだったため、母親や兄姉からひどい苛めを受けていたらしい。

そんな生活に耐えられなくなった理花は10歳のときに要造のもとを離れて実母のところに戻ったものの、愛人稼業の母親とも折り合いが悪くなり17歳で家を飛び出してしまっていた。

刑務所を訪れて理花と面会したダー子は、彼女が要造の家を出て以来18年もの間、一度も連絡も取っていなかったことを知ると、理花に成りすまして要造のもとを訪ねる。

理花の兄姉――祐弥(岡田義徳)と弥栄(桜井ユキ)は、突然現れたダー子に疑いの目を向けていた。

そんななか、ボクちゃんは、ダー子が要造に話した作り話のせいで、理花を振った造り酒屋の息子役を演じる羽目になり・・・。

ドラマ「コンフィデンスマンJP」7話のネタバレ

竜雷太 役:与論要造

神奈川県の鎌倉に住む資産家。

病で余命いくばくもない状態であり、今でこそ好々爺なおじいちゃんだが、若いころは違法スレスレの株式操作で莫大な利益を築き上げた経済ヤクザ。

愛人を多数作るなど、金と女にしか興味のない人物で家族を顧みず、18年前に与論家に引き取られていた愛人との子・理花が家出、その1年後に正妻と、正妻との間に生まれた祐弥・弥栄が家を出る。

理花に扮したダー子が与論家に潜入し、その真意を質した要造は理花が口にした「造り酒屋の跡取り息子との結婚が破談になった」を信じ、破断相手である坂口圭一(ボクちゃん)を呼び出す。

そしてその場で要造と坂口は親子盃を交わし、理花・坂口・祐弥・弥栄の5人と暮らすことになる。

「心残りが娘2人の花嫁姿を見られなかったこと」と言ったことで、自宅にて理花と坂口は挙式。

式の場で弥栄は理花に要造とのDNA鑑定を行うよう求め、その場から逃げようとする理花と坂口に祐弥と弥栄が罵るのを見て、兄弟が自分の遺産目当てで尽くしていることを知りつつも、

「遺産が欲しければせめて最後まで家族らしく振る舞え!」

と激昂、その後倒れてしまう。

なんとか一命はとりとめたが、その後は4人に本当の家族のように尽くされる。

ダー子による「本当は遺産など無く借金だらけ」「大金庫(実際は五十嵐によってすり替えられたもの)には愛人の写真だらけ」という仕掛けで愛想を尽くしたダー子・キンタ・ギンコが家を去る中、「1人になってしまうのはかわいそう」とボクちゃんだけが残る。

その3週間後、最期はボクちゃんに看取られる中、金庫の暗証番号を伝えて息を引き取った。

その暗証番号によって本当の大金庫に収められていた証券10億円分は、ボクちゃんの権限によって配分された。

亡くなる直前、葬儀で棺に入れる写真を決める際には、過去に実子達などと撮影した写真ではなく、あえて、遺産目的で近付いた理花・坂口・祐弥・弥栄の4人と撮影した(要造いわく、「本当の家族」)写真を選んだ。

毎年鎌倉の花火大会を楽しみにしており、亡くなった今年は位牌で見ることとなったが、本当の家族が出ていった中で、偽りといえど大勢の家族と共に一緒に見ることができた。

その後、SPドラマでは「旧与論邸」として屋敷をコンフィデンスマン達に利用されるが、隕石が直撃し大破してしまった。

前田敦子 役:与論弥栄の偽者(鈴木さん)

ダー子が用意した「子猫ちゃん」の1人。「本物の与論弥栄」に扮する。

「子猫ちゃん」として複数回加担している。

劇場版の「ロマンス編」にも子猫ちゃんとして登場している。

ドラマ「コンフィデンスマンJP」8話のあらすじ「美のカリスマ編」

ダー子(長澤まさみ)とボクちゃん(東出昌大)は、リチャード(小日向文世)からの頼みを引き受け、元モデルで女医の美濃部ミカ(りょう)をターゲットにする。

以前リチャードは、福田ほのか(堀川杏美)が経営しているメンズエステ店に通っていた。

だが、店を畳んでミカの会社に転職したほのかは、ミカから酷いパワハラを受け続けたことが原因で心身ともに病み、退職に追い込まれてしまったのだ。

ほのかは、弁護士を名乗っていたリチャードに、ミカの暴言を録音したボイスレコーダーを託し、謝罪と慰謝料を求めていた。

ミカは、美容整形クリニックを開業後、『ミカアスレチック』『ミカフーズ』『ミカサロン』などさまざまな事業を立ち上げて成功を収めた総合商社『ミカブランド』の代表。

その旗艦店は『ミカクリニック』だ。

ミカはモデル時代に結婚、二児を設けるも離婚。

事業で成功してからは育児もシッター任せにしていた。

毎年、ミス・ミカブランドコンテストを主催していたが、一番目立っているのは優勝者ではなく審査委員長のミカ自身という出たがりぶりで、激高しやすい性格も社内では有名らしい。

リチャードは、ダー子のデリカシーのない発言に憤慨し、ボクちゃんとふたりだけでミカを騙そうとした。

しかしミカは、ボクちゃんが考えた作戦には興味を示さなかった。

そこでダー子は、フランスの老舗高級ブランドのお家騒動を利用してミカに近づこうとするが・・・。

ドラマ「コンフィデンスマンJP」8話のネタバレ

りょう 役:美濃部ミカ

※幼少期:鴫原凛

MIKAブランドの社長。人気モデルから実業家に転身、美容クリニックを始め多くの美容事業を経営しており、旗艦店「MIKAサロン」は女性の憧れの1つとなっている。

テレビの通販番組に自ら出演し製品をアピールするなどメディア露出も多い。

一方で激高しやすく、多くの社員を鬱で辞めさせてきた「パワハラ社長」。

2児の息子を持つシングルマザーであるが家事育児はお手伝いさんにまかせきりである。

だがその内面は「女は生まれたときから美を求められる」というポリシーを掲げ、自分だけでなく他人にも美を追い求めるが故に「意識の低いスタッフへの叱咤」、さらに採算度外視でも美に関する物を求める、ダー子曰く「美のアスリート」。

一方で、その背景には美人であった母が事故で顔に大きなやけどを負い、離婚され、世間から哀れみの目を向けられたり割の良い仕事に就けないなどで苦しんだ過去があり、それを機に「世界中の女性を美しくする」という目標のために動いている。

最初は韓国のコスメショップ経営者のパク(ボクちゃん)に「男性用コスメショップ」を持ち込まれるが、「美は女のもの」と一蹴する。

次はダー子がフランスの老舗化粧品ブランド「シャルパンティエ」の社長に扮し業務提携を持ちかけようと企むが、ダー子はミカの内面を見抜き撤退。

その後、山形から上京した大沼秀子(ダー子)と自身の化粧品の通販番組の体験者として接触し、そこで秀子が普段使っている「弁天水」という化粧水に興味を抱く。

弁天水が「山形に伝わる『美人村』伝説」に起因するものと知り、その情報を都市伝説本としてまとめたライター・猫ノ目八郎(五十嵐)と共に山形へ向かう。

村役場職員・吉宮(リチャード)とともに、代々「弁天水」を自家製造している秀子と接触する。

吉宮はミカに大沼家は固定資産税を滞納しているという情報を流し、コンフィデンスマン達はミカが大沼家の土地山林をまるごと買ってくれると踏むが、ミカは秀子を自社開催の美人コンテストに出場するよう要請。

秀子もステージ上でノリノリになってしまい満場一致で優勝。

その後、ミカは秀子に自身の身の上を話し、「いくらでも出すので弁天水を預けてほしい。返事を待つ」とラブコールを送る。

しかし、ほのかが週刊誌にミカのパワハラをリーク、マスコミが誇大報道したことでバッシングを受け社長を辞任。

その半年後、息子たちを育てる主婦として団地で暮らすも、今度は団地の庭に生えるヨモギからサプリを作ろうとするなど「美のアスリート」ぶりまでは無くさなかったことにコンフィデンスマンたちも安堵し、「いつかまた復活してから今度こそ大金を奪う」と影ながらエールを送られた。

結果として唯一ダー子の計画が失敗した回となった。

ドラマ「コンフィデンスマンJP」9話のあらすじ「スポーツ編」

ダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)は、新たな詐欺のターゲットとして、若くして億万長者となったIT企業の社長・桂公彦(小池徹平)に狙いを定める。

桂は、人気アプリ『モスモス』を開発した株式会社モスモスの代表。

大のスポーツ好きでもある桂は、さまざまなプロスポーツクラブを買収してきたが、クラブを私物化し、横暴ともいえる現場介入を繰り返してチームを崩壊させては放り出していた。

ダー子たちが桂をターゲットにしたのも、応援していた独立リーグの野球チームと、下部リーグに属する地元のサッカーチームを桂によって潰されたちょび髭(瀧川英次)からの要請だった。

ダー子たちは、野球界やサッカー界から締め出されている桂が次に目を付けるのはプロ化目前の卓球だと推測。

鴨井ミワ(平野美宇)が所属する東京ジェッツに、ダー子とボクちゃんが扮する元中国ナショナルチームの選手が加入したという設定で、桂に買収話を売り込む。

しかし桂は、その話には乗ってこなかった。

情報収集を続けていた五十嵐(小手伸也)によれば、どうやら桂はプロバスケットボールチームを狙っているらしい。

そこでダー子は、ホームレス同様の生活を送っていた元日本代表候補の半原敦(和田聰宏)や、街中で見つけた外国人らを巻き込み、架空のバスケチーム『熱海チーターズ』を結成するが・・・。

ドラマ「コンフィデンスマンJP」9話のネタバレ

小池徹平 役:桂公彦

※幼少期:宮下柚百

IT企業「モスモス」の社長。トークアプリ「モスモス」の開発によって億万長者となる。

スポーツ好きとして野球の独立リーグやサッカーの下部リーグなどのチームを買収しオーナーとなるが、高額年俸選手の解雇やコーチ陣の入れ替えなどを独断で決行。

チームの崩壊後は放り出してしまうため、残されたチームは苦境に立たされてしまう。

自らの意に従わない選手・監督に対しては暴言を吐きクビにするなどオーナーとして強権を振りかざしている。

その悪評が広まっているため、どのスポーツクラブからも総スカンを喰らっている状態である。

女性社員にセクハラをしたり、過去には学生結婚をした妻にも暴力を振るい離婚したりするなど素行にも問題がある。

応援していた野球チーム・サッカークラブを2つも潰されたチョビ髭によって持ち込まれ計画が実行。

当初はチョビ髭がプロ化目前である卓球の強豪チーム「東京ジェッツ」の社長と偽ってオーナーになってもらおうとしたが直前で帰った。

次に目をつけているスポーツがバスケットボールと踏んだコンフィデンスマン達によって作られた、熱海を本拠地とする架空のバスケットボールチーム「熱海チーターズ」がプロリーグに参入するにあたってオーナーにならないかと社長の武藤(ダー子)・監督のノブ池上(リチャード)に頼まれ2.5億円で契約し、さらに試合を見た上で3年契約も考えると提示。

コンフィデンスマン達にとっては試合を行うつもりがなかったものの、7.5億円を目指し試合に出場。

当然の如く大敗を繰り返すが、叱ることなくチームメンバーを励ましている。

しかし、その理由はあくまで「節税対策」であり、これまでの強権人事も

「チームの人気が出て黒字になってしまう事」より「チームの人気が下がり赤字になる事」

を目指していたが、その理由を聞いた選手のケント(ボクちゃん)・池上を始めチームメンバーは「一度でいいから1勝する」と詐欺計画抜きで特訓するなど燃えあがり、さらにそのひたむきさによってファンが増えるなど桂の思惑とは裏腹に動き始めてしまう。

そのため武藤と池上を呼び出し、チームメンバーを全員解雇し総入れ替えを決行するが、メンバーの熱意に打たれた武藤の計らいでなおも出場するメンバーに激怒し、3年契約の白紙撤回及び2.5億の返却を要求する。

しかし、その場でチョビ髭によって2.5億が用意されたうえ、武藤によってクラブチームを持ち続ける真の理由を暴露される。

実は桂自身は運動神経が悪く、野球チームやサッカーチームでミスしたことによるいじめや体罰、学生時代に好きな子を運動部のエースに取られるという経験、結婚後も、妻がサッカー選手と不倫、ショックで酒浸りになってしまうなどスポーツにコンプレックスを抱き続けており、億万長者となってからはプロスポーツクラブの経営という形で選手たちをお金で支配し「所有物」「奴隷」として扱うことで優越感と復讐を味わっていた。

暴露されても開き直っていたが、ひたむきに頑張るチーターズを見た事や、幼少期は多くのスポーツクラブに入るなど本当は心からスポーツが好きな事を武藤から言われ、武藤から「3年契約するか、2.5億を返してもらってずっとスポーツを恨み続けるか」と提示。

最後はノーゴールによって幻となったものの勝利に沸くチーターズを見て7.5億円を払い正式にチームオーナーとなる。

コンフィデンスマン達が手を引いた後もチームは存続し、2年後にプロリーグ初勝利を手にしたときにはテレビを通じ、スポーツの楽しさを教えてくれたことに感謝していることをコンフィデンスマン達に伝えた。

劇場版の「ロマンス編」にも登場しており、赤星杯で優勝したチーターズのチームオーナーとして赤星栄介と共に記者会見を行った。

ドラマ「コンフィデンスマンJP」10話最終回のあらすじ「コンフィデンスマン編」

ボクちゃん(東出昌大)は、ダー子(長澤まさみ)とリチャード(小日向文世)に、もう十分稼いだのだから詐欺師稼業から足を洗うべきだと忠告し、ふたりのもとを離れる。

それから1年後、引っ越し業の仕事に就いていたボクちゃんは、新人の鉢巻秀男(佐藤隆太)と親しくなる。

体が弱かった鉢巻は、親が残してくれた資産を切り崩しながら暮らしており、いままでまともに働いたことがなかったという。

だが、結婚詐欺の被害に遭い、すべてを失ってしまったらしい。

6ヵ月前、結婚相談所に登録した鉢巻は、紹介された早苗という女性と意気投合し、結婚の約束をした。

だが早苗は、両親の借金を理由に結婚できなくなったと言い出したらしい。

鉢巻は、迷わず全財産の3000万円を早苗に貸したが、その直後から彼女と連絡が取れなくなり、結婚相談所もなくなっていたのだという。

鉢巻が描いた早苗と結婚相談所の所長の似顔絵を見たボクちゃんは、それがダー子とリチャードであると確信する。

ボクちゃんは、鉢巻を引き連れてダー子のスイートルームを訪れ、真相を確かめようとする。

すると、鉢巻の態度が急変し・・・。

ドラマ「コンフィデンスマンJP」10話最終回のネタバレ

佐藤隆太 役:鉢巻秀男

例によってコンフィデンスマンから足を洗い引っ越し会社の主任として働くボクちゃんが出会った男。

ボクちゃんに対し過去に母の遺産を結婚詐欺で全て奪われ、その詐欺師はダー子とリチャードではないかと話す。

憤慨したボクちゃんは秀男をダー子が居住するスィートルームに招くが、その際、秀男は屈強な部下を引き入れ部屋に押し入り、コンフィデンスマン達を拘束する。

正体は中国系マフィア組織「新・新宿金虎幇」のボスであり、別名孫秀男。

中国系マフィアの父と離れ母親と香港でレンタカー屋を経営していたが、父の死により5年前に来日、「新・新宿金虎幇」を立ち上げ15億を稼いだ上で、父を騙し死へと追いやった詐欺師「子犬」への復讐を企み、マフィアネットワークの情報や五十嵐による裏切りで子犬がコンフィデンスマン達ではないかと突き止める。

一方で父からは愛されず追い出されたことからファザコン気味の性格となってしまっている。

コンフィデンスマン達の素性も全て調べ上げており、ダー子は「孤児院出身の『藤沢日奈子』」、ボクちゃんは「詐欺師だった母の跡を継いで腐れ縁を続けている『西崎直人』」、リチャードは「元・セールスマンの『鎌田清』」と正体を明かし、「子犬」が誰であるか吐かそうとするもリチャードとボクちゃんは子犬は自分だと告白。

また、コンフィデンスマン達に、3人の持ち金合わせて15億を自身の口座に振り込めば命だけは助けると告げるが、その約束を反故にし、リチャードが密かに呼んだ警察が近づく中、銃で3人を撃って撤収する。

しかし、実は秀男自身がかねてからダー子達のターゲットにされており、撤収中のリムジン内で見た「名探偵 海老河原の冒険」によって自分が撃った銃が、実は秀男に寝返ったふりをしていた五十嵐によってすり替えられた発砲すると血のりがでるニセモノの銃であり、また3人の本名や経歴も全て嘘と、上記全てがトラップだったことが判明。

さらにダー子達の計略により、3人によって振り込まれた15億に加え、自身の15億円の計30億を奪われる。

急いでホテルに戻り、本物の警察もダー子達が仕込ませた偽物と踏んで襲い掛かるが返り討ちとなり、部下もろとも捕縛される。

なお、このエピソードの次に第1話の矢作久美子・石崎社長だましが行われており、時系列的には「エピソードゼロ」に当たる。

劇場版の「ロマンス編」にも登場しており、「氷姫」へのデモに参加していた。

麿赤兒 役:孫秀波

鉢巻秀男の父。かつて新宿一帯を根城にしていた中国系マフィア「新宿金虎幇」のボス。

主に「薬品」を扱い巨額の利益を上げていたが、5年前にブローカー「子犬(ダー子)」から持ち掛けられた新規開拓ルートに15億円を支払ったものの全て片栗粉に替えられるという詐欺にあってしまう。

そこから組織は急激に力を失い、事実上消滅。失意のまま孤独に死ぬ。

秀男と妻に対しては暴言を吐いて追い出していたが、あくまで自分と同じ裏世界に入らぬよう距離を置いており、死の直前にも「子犬」の事を追いかけぬよう言っていたが、皮肉にも自身の死が秀男を復讐に走らせるきっかけとなった。

「子犬」に対してはかつて妻が作ってくれた「手作りのイチジク入りエッグタルト」を渡してくれたおかげで全幅の信頼を置き、口座の暗証番号を二重にしたうえで「自らのルーツ」として「母親の誕生日」と「生まれた家の番地」にすべきと言っており、秀男は父の言うことを守って同様の暗証番号を使っていた。

ドラマ「コンフィデンスマンJP」スペシャル「運勢編」のあらすじ

コンフィデンスマン=信用詐欺師のダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)は、宇宙に行きたいと切実に願うアプリ開発会社の社長・松崎(船越英一郎)を巧みにだまし、大金をせしめる。

だがボクちゃんは、「今回はまれにみるひどい作戦だった」とダー子を責め、詐欺師を辞めると言い出す。

いつもたまたまついているだけ、とボクちゃんから言われたダー子は、幸運の女神に守られている、と返すが・・・。

そんなダー子が、新たなターゲットとして狙いを定めたのは投資家の阿久津晃(北村一輝)。

阿久津は投資家とは名ばかりの闇金業者で、賭けポーカーの元締としても暗躍し、債務者をギャンブル漬けにするなど、卑劣な手口で稼ぐ危ない男だった。

ボクちゃんとリチャードは、相手が悪いと反対した。

しかしダー子が耳を貸すはずもなく、なかば強引にボクちゃんたちを巻き込むと、証券マンを装い、犯罪がらみの現金を洗浄するといって阿久津に接触する。

だが、ダー子たちの正体を見抜いていた阿久津に、用意した見せ金の5000万円をあっさり奪い取られてしまう。

リチャードの占いによれば、ダー子の運はこれから下がり続けるという。

ダー子は、占いなんて迷信だと証明する、といっていくつかのターゲットを狙ったものの、信じられないような不運が続き、連戦連敗してしまう。

それでも阿久津へのリベンジを諦めないダー子に呆れたボクちゃんとリチャードは、彼女の元を去ることに・・・。

ほどなくボクちゃんは、渡辺若葉(中山美穂)が社長を務める遺品整理会社『おもかげ』で働き始める。

一方、海辺の町でサーフィンを楽しんでいたリチャードは、夫を亡くし、ひとりで中華料理店を切り盛りする韮山波子(広末涼子)に心をひかれていた。

ダー子は、弟子のモナコ(織田梨沙)をボクちゃんとリチャードのもとへ送り、阿久津へのリベンジに協力を求めた。

しかし、ふたりから拒否されてしまったダー子は、五十嵐(小手伸也)とともに再び阿久津に挑むが・・・。

ドラマ「コンフィデンスマンJP」スペシャル「運勢編」のネタバレ

北村一輝 役:阿久津晃

自称投資家。だがその実態は闇金そのものであり、苦しんでいる経営者に「稼がせてやる」と別荘で賭けポーカーを持ち掛け、相手の金を根こそぎ奪っていき、さらにその借金を返済させるため保険金をかけて自殺させたり女性を裏業界に落とすなど黒い噂が絶えない。

落花生が好きで、殻を粉々に潰すのが癖。

自身は負け知らずの一方、出会った人物はその後転落の一途を辿ることが多いから「強運の持ち主」「運を吸い取る男」と呼ばれるが、幼少期は壮絶な人生を送っており「ツイてない」「運が無い」が口癖だったものの、その中で出合った人(若葉)から「やるべきことをやる」と教えられたことから、情報収集と人脈の構築を行い、ポーカーでも時にイカサマを利用、別荘にも警察から逃れられる秘密の通路を用意するなど用意周到を心掛けている。

そのことから運や占いを信用していない。

おでん屋でダー子と仲が良かったネジ屋の社長が引っかかり工場を取られたことからダー子の発案で「金庫の中身3億円」をターゲットにされる。

当初はマネーロンダリング用の資金提供のために5000万円を提供。

ダー子たちの自腹で5000万を乗せた1億を受け取るが、2度目には乗らず、さらに知人が過去にダー子によって騙されたことから正体を看破。

ダー子達の5000万円を逆に奪う事に成功する。

その後、うどん屋の社長に扮し人脈を作り上げた五十嵐の手引きでダー子とポーカー対決をすることに。

五十嵐によるイカサマを見破り拘束して資金を没収。

ダー子とお互い1億をかけた勝負を行い、一旦はダー子に敗れ1億を奪われるも、自分は1円の損もしていない事を明かして挑発。

今度はお互いの2億円をかけて勝負をすることとなる。

ダー子がイカサマでフルハウスを作り上げ、自身もイカサマを使おうとしたところで自力でロイヤルストレートフラッシュを作り上げ勝利。

イカサマも見破っていたと伝え、警察が迫る中秘密の通路を使って逃れる。

だが、そのロイヤルストレートフラッシュこそダー子が仕掛けた「逆イカサマ」であり、ダー子達から巻き上げた金もあることから「ツイてる」と信念が崩壊。

若葉からの儲け話に対し5億円を提供、ラーメン屋の土地の持ち主に扮したモナコに支払ってしまい、諸経費を除いても当初奪った5000万・ポーカーで巻き上げた1億・そして金庫の中身3億円全てを奪われる完敗を喫する。

その後は若葉たちと共に何も埋まっていないラーメン屋の庭をほじくり返すも危うく生き埋めになりかけ、結局元の弱気な人間になってしまった。

中山美穂 役:渡辺若葉

遺品整理会社「おもかげ」の社長。

人数が少ない会社ながら身寄りのない社員を「家族」と呼ぶフレンドリーな会社にしている。

しかし実際は暴力団関係者であり、社員もその筋の人間。

古美術の目利きを悪用し、遺品の価値を遺族に偽って高級品は不当売買。

家電製品などは山に不法投棄している。

そのことをダー子から離れ入社したボクちゃんが知り、チョビ髭と共に「不当に引き渡した人に対する弁済として1000万円」を目標にターゲットとにされる。

戦前の財閥関係者の遺品整理をしていたところ、鍵のかかった文机から古文書を発見。

落ちていた2枚を回収し解読したことで隠し財産の茶器や首飾りを発見。

文机を引き取ろうとするも、遺族に扮したチョビ髭から1000万円と吹っ掛けられたため拒否。

その夜にガラス破りをして強引に盗み出す。

ボクちゃんが止めようとするも「遺族はこのことを知らない」と高をくくり、ボクちゃんが茶器と首飾りを取り返そうとした所を大口に襲わせる。

だが、全てはかつての阿久津の愛人という関係性を利用したダー子の策略であり、金塊200kgが埋まっているというラーメン屋の土地を偵察後、確実に得るためその土地の持ち主をリチャードから教えられ、ラーメン屋の土地の持ち主に扮したモナコから6億円を吹っ掛けられたため阿久津に相談。

阿久津が資金を用意できるなど「ツイている」と信念が揺らいだ結果1億円を支払ってしまった。

その後は阿久津たちと共に何も埋まっていないラーメン屋の庭をほじくり返すも危うく生き埋めとなり散々な目に遭う事となった。

また、奪った1億円はボクちゃんによって不当に遺品を買い取られた遺族に正当な金額が返金された。

広末涼子 役:韮山波子

海沿いのラーメン屋「みなと食堂」を1人で切り盛りする女性。

リチャードがダー子から離れ余生を楽しんでいる所を出会う。

かつては夫ともに食堂を経営していたが、夫に先立たれた上、地元の有力者である田島から5000万円の借金があることが発覚。

それに嫌気がさし息子も家を飛び出したまま音信不通となる。

田島からは借金の帳消しと引き換えに自分の女になるよう迫られており、事情を知ったリチャードは「元有名中華料理店のシェフ・陳」という経歴を明かし、子猫ちゃんたちをサクラに使いつつ担々麺で店を繁盛させようと奮闘する。

だが、それでも返済の目途が立たないことから田島に下ることを決意。

必死に引き留めようとするリチャードが5000万円を用意し2人で返しに行こうとするも、翌朝5000万円を持ってすがたを消してしまう。

実は未亡人詐欺をする「プロのハニートラッパー」であり、ラーメン屋をやって不幸な女性を装いおじさんを中心に金を巻き上げており、以前はネジ屋の社長からも500万円を巻き上げていた。

また田島も自分の部下であった。

しかし、それすらも全てはダー子の策略の一つであり、波子がラーメン屋から出て行くのを利用し阿久津と若葉がラーメン屋の土地を購入することに繋げた。

また、渡された5000万円は中身がほぼ白紙の30万円しかなかったが、リチャードから手紙で「ラーメン屋を頑張ってほしい」「夫と息子の話は信じる」と伝えられラーメン屋に戻り、阿久津と若葉の手伝いをしていた息子の公太と再会することができた。

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