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DCU4話のネタバレと見逃し配信!5話の予告動画もチェック!

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DCU4話のネタバレと見逃し配信!5話の予告動画もチェック!

TBSの日曜劇場「DCU-手錠を持ったダイバー」の4話のネタバレと見逃し配信、無料フル動画を無料視聴する情報や、5話の予告動画やあらすじ、ネタバレ、再放送情報などを紹介したいと思います!

ハムレット
このドラマ「DCU-手錠を持ったダイバー」は、水中の捜査に特化した架空の組織「DCU(Deep Crime Unit)」を舞台にしたオリジナルドラマであり、TBSがハリウッド大手制作プロダクションと共同制作する話題作です!

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ドラマ「DCU-手錠を持ったダイバー」4話のあらすじ・ネタバレ

隆子(中村アン)の殉職に言葉を失うDCUのメンバーたち。

新名(阿部寛)は隊長から外され自宅待機が命じられた。その間は副隊長の西野(高橋光臣)が隊長代理を務めることに。他のメンバーは事件捜査を公安に任せて通常業務に戻るよう指示される。この指示に納得できない瀬能(横浜流星)のもとに公安の清水(山崎育三郎)がやってきた。隆子のパソコン内にあったプライベートデータをわざわざ持ってきてくれたのだ。そのデータに違和感を覚えた瀬能は、DCU機動班第一部隊のメンバーとして新たに加わった瑠璃(趣里)に解析を依頼する。解析の結果、今回の事件は2年前に起きたある溺死事故に起因している可能性が浮上する。

瀬能は、隆子の司法解剖を行なった医師・真鍋宗雄と事故が起きた際の機材会社の月島秀樹の元を訪れる。しかし、既に自宅待機中の新名が訪れた後だった。独自に捜査をしていた新名は瀬能に手を組むことを提案。やがて共に捜査に乗り出す2人だったが、事件は想像以上に混迷を極めており…

ドラマ「DCU-手錠を持ったダイバー」4話のネタバレと感想

隆子が殉職、新名は隊長から外され自宅待機を命じられ、副隊長の西野が隊長代理を務めることに。他のメンバーは事件捜査を公安に任せて通常業務に戻るよう指示される。この指示に納得できない瀬能のもとに公安の清水がやってきて、隆子のパソコン内にあったプライベートデータを渡す。そのデータに違和感を覚えた瀬能は、DCU機動班第一部隊のメンバーとして新たに加わった瑠璃に解析を依頼。解析の結果、今回の事件は2年前に起きた溺死事故に起因している可能性が浮上する。

一方、独自に捜査をしていた新名は瀬能に手を組むことを提案。2人は共に捜査に乗り出す…というのが4話の展開。

2年前の事件の捜査という名目で、隆子が殺害された船を調べるDCUメンバー。瀬能も隆子の亡骸を見つけた場所をもう1度調べることに…辛い記憶が蘇り苦悩する瀬能に「亡くなった現場をもう一回瀬能くんが見るのか」「瀬能くんのトラウマが増えていく」「瀬能くん!辛くても頑張れ」といった声援の声が送られる。

その後、隆子殺害犯に迫っていくDCU。犯人の真鍋を追って全力疾走する瀬能。これまでも瀬能の疾走シーンに喝采が送られてきたが今回も「瀬能くん走るぞーー!!!」「流星くんのダッシュ来るー!」と、“瀬能ダッシュ”に期待する視聴者からの反応が多数。「横浜流星の走り方カッコいい」「瀬能くんこと横浜流星氏が真剣に走ってるのすんげー好き」など、今回も瀬能を演じる横浜さんの走りっぷりに賞賛が送られる。

そしてラストでは新たな“事実”が明かされる。隆子のスマホに遺されたデータを解読した結果、そこには死んだはずの成合淳(吉川晃司)の画像が…。驚く新名の姿に視聴者からも「吉川晃司が死んではい、終わり!な訳ないよね」「あのままいなくなるなら吉川晃司である必要がないよなー」など、成合の“再登場”に期待を寄せる声が上がっている。

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ドラマ「DCU-手錠を持ったダイバー」5話のあらすじ・ネタバレ

新名(阿部寛)が隊長復帰を果たす中、瀬能(横浜流星)は15年前の事件を再び調べ始めていた。

そんな折、国土交通省副大臣の長男・木下裕司(三浦獠太)が海上で行方不明になり、DCUに捜索命令が出された。新名はこれまでの捜査方針を一蹴して新たな指示を出す。すると、間もなく裕司のものとみられるゴムボートが発見されるが、そこに彼の姿はなかった。そして聞き込みで立ち寄ったサーフショップで、瀬能は学生時代の先輩・中林(藤井流星)と再会する。このサーフショップのオーナーだという中林との再会を瀬能は喜ぶが、顧客名簿提出を求められた際に中林が何か細工をしたことを新名は見逃さなかった。

捜査が続く中、新名のもとに、裕司は海上で行方不明になったのではなく誘拐されたという情報が入る。副大臣秘書の日村(栁俊太郎)によれば、2億円の身代金を要求されており、また裕司は危険ドラッグに手を出していたという。誘拐も危険ドラッグもマスコミに知られるわけにはいかない。DCUは極秘捜査に乗り出すが、厚生労働省麻薬取締部と公安からの要請で、捜査中止命令が下されてしまう。

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ドラマ「DCU-手錠を持ったダイバー」について

TBSは来年1月からの日曜劇場枠(日曜よる9時)で『DCU』を放送する。このドラマは水中の捜査に特化した架空の組織「DCU(Deep Crime Unit)」を舞台にしたオリジナルドラマである。

ドラマの舞台となるのは、海上保安庁に新設された「DCU」という水中事件や事故の捜査を行うスペシャリスト集団。DCUはDeep Crime Unit(潜水特殊捜査隊)の略称で、彼らの使命は、従来の海上水域だけでなく警察の捜査では困難な「危険極まりない日本全国の河川や湖」など、あらゆる水中に潜り隠された証拠を探し事件を解決する。“水中未解決事件を解明すること”が、彼らのミッションだ。
四方を海に囲まれ河川や湖、人工の水場も多い日本では遺体を水中に投棄・隠ぺいするなどの事件が数多く発生しているが、地上の事件に比べ解決率は低い。それは解決には多くの危険や困難を伴うからだという。もし水中事件や水難事故に特化した世界レベルの精鋭スキューバダイバー捜査官が存在したら? そうなれば、水中事件捜査の進捗と国内の治安を飛躍的に向上させ、日本の将来に明るい光を灯す強力な組織になるだろう。

そんな水中捜査を行うスペシャリスト集団「DCU」の隊長・新名正義(にいな・まさよし)を演じるのは阿部寛。『新参者』、『下町ロケット』、『ドラゴン桜』などTBS日曜劇場で数々の名ドラマに主演してきた阿部が“水中”という新たな舞台の扉を開く。阿部が演じる新名はルールを無視してでも必ず真実を突き詰めるまで諦めない男。「海を汚されること」と「真実が解明されないこと」は許せない。そんな新名は個性豊かなメンバーたちと一緒に水中に潜り、様々な難事件を解き、その裏に潜む悪に立ち向かっていく。
なお、ドラマは海上保安庁の全面協力のもとで撮影が行われる。実際の巡視船や防災基地などでの撮影も予定しており、水のプロである彼らの監修でリアリティと迫力がこのドラマに加わる! 阿部をはじめとするダイバー役の役者も海上保安庁に所属する本物のダイバーから指導を受けながら撮影に臨む。幾多の危機を乗り越えた本職ダイバーの経験や考え方が、劇中でダイバーを演じる役者陣の演技に厚みと真実味を与える!

DCUが“水”にまつわる事件に遭遇して人の命と尊さを厳粛に扱う一方で、彼らの人間模様をしっかりと描いていくこともこのドラマの魅力である。個性豊かなメンバーたちの人間ドラマを中心に描きながら、さまざまな水中事件や救助、外部からの侵入対策など難事件に立ち向かい、「水中」にある謎や事件をスピード感と爽快感をもって解明していく。新たなジャンル“ウォーターミステリー”をお楽しみに!

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ドラマ「DCU-手錠を持ったダイバー」1話のあらすじ・ネタバレ

2022年、海上保安庁に「潜水特殊捜査隊」、通称「DCU」が発足した。DCU設立の目的は、島国日本において海や河川で発生する事件の解決や、水際からやってくるテロなどからの防衛。いわば水際捜査に特化したエキスパート集団だ。隊長となったのは、50歳を迎えた新名正義(阿部寛)。メンバーには海保のエリート・西野斗真(高橋光臣)、女性初の潜水士となった成合隆子(中村アン)らがいた。そして過去に水難事件で新名に命を救われた瀬能陽生(横浜流星)の姿も。DCUは海上・水中だけではなく陸上の捜査権限も与えられることになったのだが、そのことが警察関係者との間に溝を生んでいた。

そんなDCUが発足と同時に捜査に向かったのは、群馬県のダム湖。数日前に上陸した大型台風によりダム湖内の水流が変わり、ある人物の頭骸骨の破片が発見されたのだ。警察には手が出せない水深100メートルというダム湖の水底を新名たちが潜水捜査すると、そこには思いもよらない景色が広がっていた。

容疑者として名前が挙がったのは、建設会社の社長で社長就任以前はダム事業を担当していた小山内正一(中村芝翫)、その秘書でどこか陰のある若林朱里(高梨臨)、会社の金を使い込んだことが発覚し、ロシア出張時に失踪して現在も行方不明の野田浩正(宮野真守)。ダム建設に関わっていた疑惑の3人、そして隠された事実とは…。

ドラマ「DCU-手錠を持ったダイバー」1話のネタバレと感想

水底に潜む犯罪の深層。それを探るのがDCUの任務である。第1話では、水難事件に挑むチームと隊長・新名正義(阿部寛)の横顔が明らかになった。

DCUはDeep Crime Unitの略で、潜水特殊捜査隊を表す。特別司法職員の権限を持ち、水に関する様々な事件の捜査を担う架空のスペシャリスト組織だ。新設の第一部隊は、隊長の新名を筆頭に、副隊長の元海上保安庁レスキュー隊長の西野斗真(高橋光臣)、隊員の瀬能陽生(横浜流星)、成合隆子(中村アン)、大友裕也(有輝)、森田七雄(岡崎体育)で構成される。さらに、サイバー班の神田瑠璃(趣里)、科学捜査班の黒江真子(市川実日子)らが、第一部隊を後方から支える。

第1話では、群馬のダム湖から遺体の一部が発見される。遺体は京国建設の毛利前社長のもので、毛利は会社の金を横領して1カ月前から行方不明になっていた。県警とともに事件の背後を探る新名たちは、現社長の小山内(中村芝翫)が横領の利得を自分の懐に入れており、口封じのために毛利を殺してダムに遺体を遺棄したと考える。小山内の秘書の若林朱里(高梨臨)、ダム付近にある釜飯屋「野田食堂」の主人の野田(誠直也)、そして野田の息子で、朱里の恋人だった浩正(宮野真守)がキーパーソンとして浮上。ダム建設の担当者だった浩正は、故郷を守るため、建設反対派に資金を横流しした末、5年前にロシアへ行ったきり連絡が途絶えていた。

次々と明かされる新事実。だが、毛利の残りの遺体は見つからず、浩正の足取りもつかめない。重要参考人である小山内は海外逃亡を図る。このまま決定的な証拠が見つからなければ、未解決のまま闇に葬られてしまう。そこで、潜水捜査の出番となる。ダム湖の湖底に沈む移転前の野田食堂。その一画にある穴窯を目指して、新名と瀬能は湖に潜る。台風が襲来する中、通常のダイバーなら潜水をためらう120メートルの深さにも果敢に挑む2人。システム内で呼気を循環させるリブリーザーの習得が長時間の潜水を可能にしていた。目標地点に到達した新名たちが見たものは……。

水に潜ることで真相が明らかになる。釜飯の器と遺体に残された希塩酸、そこから被害者の足取りを追うことで、もつれた糸をほどいていくミステリーの醍醐味とともに、危険な任務に挑むダイバーを水中カメラの視角で追体験する。潜水が謎解きと直結するミステリーとアクションの融合が、これまでの日曜劇場にはなかったカタルシスをもたらしており、本作のコンセプトを明快に伝えていた。

第1話では、今後の展開を見越して登場人物の関係性も描写された。冒頭の15年前の出来事。少年だった瀬能を助けるため、新名は同僚の成合(吉川晃司)の救出を断念する。爆発の衝撃で記憶を失った瀬能が、記憶を取り戻したとき、そこにあった真実とは? クセが強く、ワンマンで、訳ありの風情を漂わせる新名は、なぜ新設部隊の隊長に選ばれたのか? 県警との間に軋轢を生み、公安の清水(山崎育三郎)を挑発する偽悪的な顔の裏で、死んだ同僚のことを忘れない義理堅さや、常に訓練を怠らず、危険な任務を引き受けるリーダーシップを兼ね備える。「空気は読めないが、水の流れは読める」「水に聞いてるんだ」「俺は目的を達成するためだったら手段を選ばない」など、独特の新名語録にも注目したい。

陸地や空気と対比される水。新名たちが抱える葛藤や過去のわだかまりなどの人間模様が、潜水捜査という水中の視点を通して、それまでとは異なる意味を持っていくのではないか。水底からの俯瞰、あるいはボトムアップによる洞察であり、「真実は必ず水の中にある」と新名が語るように。DCUの活躍がそれらを明らかにしていくのだろう。

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ドラマ「DCU-手錠を持ったダイバー」2話のあらすじ・ネタバレ

新名(阿部寛)と瀬能(横浜流星)のわだかまりが解けぬまま、新たな事件が発生した。変死体が発見された北能登の港へ向かうDCUのメンバー。殺害されたのは密漁者と戦う地元漁師のリーダーだった。漁師たちが「犯人は密漁グループの連中に違いない」と騒ぎ立てるのを余所に、新名は地元刑事の坂東(梶原善)と共に捜査に乗り出す。

現場となった場所には水産物の研究所を建てる計画があり、ロシアから政府高官が視察に来る予定が5日後に迫っていた。5日以内に事件を解決するよう命じられた新名は早速、西野(高橋光臣)たちに日本海に沈む遺留品を探すよう指示を出す。そこへ地元の市議会議員・岡部(古田敦也)が現れ・・・。

一方で坂東と共に陸を捜査する新名と瀬能は、被害者の下で技能実習生として働いていた外国人に聞き込みをすることに。やがて排他的な地元民と外国人技能実習生の実態が浮き彫りになり、事件は思いもよらない方向へと進んでいく。

ドラマ「DCU-手錠を持ったダイバー」2話のネタバレと感想

まさかの主人公が黒幕と思わせるような展開で始まった。隊長の新名(阿部寛)をダークヒーローと決めつけるには、判断材料が不足している。瀬能(横浜流星)が考えるように新名がスパイであったのなら、15年前に瀬能の父親と成合(吉川晃司)を死に追いやったのも新名だったことになる。しかし、余裕の表情で「思い出してみろよ」と言い放つ新名には、何やら秘めた考えがあるように思える。「真実は水の中にある」とは新名の弁。波乱含みの第2話で水中に秘められた真実は何だったのか。

淡水から海水へ。第2話の舞台となったのは石川県の能登半島。密漁者と戦う地元漁師のリーダー島田(須田邦裕)が死体で見つかる。現地に建設予定の水産研究所はロシア政府高官が視察に訪れる予定で、5日以内に事件を解決しなくてはならない。遺留品の捜索に当たる中、技能実習生のサンチェス(フェルナンデス直行)に疑いの目が向けられる。サンチェスは島田とともに漁場をパトロールしており、事件当夜に夜光虫を見たと証言。波の高い磯に夜光虫は現れないため、新名はサンチェスが嘘をついていると考える。

外国人技能実習生に関しては、労働基準監督署の調査で約7割の事業所に違法労働があったことが報じられた。技能実習生を含む外国人労働者の問題はドラマで取り上げられる機会も増えており、『MIU404』(TBS系)第5話や『TOKYO MER』(TBS系)第7話で、彼らの姿を通してこの国が抱える矛盾を摘出したことは記憶に新しい。本作のサンチェスは、偏見や差別にさらされながら、島田がいなくなった後もアワビの漁場を守り続けていた。

島田の背中にあった刺し傷は二本鉤の形状と一致。二本鉤はアワビの天敵であるタコ漁に使うもので、サンチェスも同じものを使用していた。凶器となった二本鉤は左利きの人物が使用しており、サンチェスも左利き。証拠がそろい、サンチェスが犯人であることは間違いないと思われた。しかし、犯人は驚きの人物で、まさに「灯台下暗し」の言葉通りだった。事件や犯罪が発生した時、外国人に疑いの目が向けられることは、ここ日本では残念ながらまだある。血痕や犯罪の証拠は波に洗い流されていたと思われたが、半月の晩に水の中から現れた真実がサンチェスの潔白を証明した。

真犯人を探り当てるきっかけになったのは、新名から瀬能への指示。地元警察の坂東(梶原善)に「張り付いて、本物のデカのやり方を学べ」と言う一方、坂東には「(瀬能は)独特な嗅覚で決定的な証拠を探しあてたりする」と話す。瀬能が溺れかけた子どもを助けようとした時には「すぐに坂東さんに合流しろ」と言い、「俺は坂東さんに張り付いて学べと言ったんだ」と念を押す。新名の種明かし後に振り返ると、これらが誰についての指示であるかは一目瞭然だ。地元警察と別捜査をすると言ったのも当然で、ホシの大本命は最初から坂東たちだったのだ。

同時に、これら全ては新名の瀬能に対する配慮でもあった。PTSDが発覚すれば、二度と潜水士として仕事をすることはできない。15年前の事件で自身も潜れなくなった経験を持つ新名は、どうにかして瀬能を“無傷”でダイバーとして復帰させたかった。もし可能なら、本人に知られることなくだ。陸上での捜査で実績を挙げれば、DCUにとどまる上で有利になる。揺らぎかけていた瀬能の自信を回復する効果もあった。そうやって新名が示したものは、瀬能に対する無形の信頼だった。

部下を見守る新名の視線は厳しくも一貫している。新名の隊長としての資質を疑問視する西野(高橋光臣)にあえて重要な潜水業務をまかせ、思うように技能を発揮できない森田(岡崎体育)に、責任は自分にあると言って活躍の場を作る。水中ドローンが証拠物を落としてしまったのはご愛嬌だが、そのことも決して責めない。隆子(中村アン)のリブリーザー試験に瀬能を同行させたのも考えがあってのこと。新名に深謀遠慮があることは間違いない。だとすれば、15年前の真実を瀬能に言わないのも理由があると考えるのが自然だろう。新名は瀬能が気づくのを待っている。「水は嘘をつかない」という言葉通りなら、真実はすぐ近くにあるはずだ。

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ドラマ「DCU-手錠を持ったダイバー」3話のあらすじ・ネタバレ

隆子(中村アン)のミスにより、ロドリゴ・サンチェス(フェルナンデス直行)が被害者のスマホを盗んで失踪してしまった。しかも、サンチェスには治安を脅かすある重大な秘密が隠されていたことがわかった。

サンチェスを逃したことで新名(阿部寛)は上から厳しく追及される。さらに、この一件が原因でロシア高官の来日が見送られることになり、隆子は重い責任を感じていた。そんな中、大友(有輝)と聞き込みに出た隆子は、サンチェスと同じ日本語学校に通うマリア・シルバ(エレナ アレジ 後藤)を見つけ、焦りのあまり彼女に怪我をさせかねない行動をとってしまう。やがて、新名はミスを重ねた隆子を捜査から外すと伝える。

しかし、自分の犯したミスを取り戻したい隆子は命令に背き、ひとり捜査に乗り出す。そして瀬能(横浜流星)をはじめDCUのメンバーたちも隆子を励まし密かに協力する。そんな中、事態はゆっくりと最悪の方向に進んでいく…。

ドラマ「DCU-手錠を持ったダイバー」3話のネタバレと感想

第3話で描かれたのは水際の攻防。四方を海で囲まれた日本でDCUがカバーする職務の範囲は広い。そこには、水深100メートルの湖底から水平線の向こうの隣国との国境も含まれる。ニュースで見聞きするような領海侵犯や国境を超えたテロもDCUの任務となる。

前回、隆子(中村アン)が目を離した隙に、ロドリゴ・サンチェス(フェルナンデス直行)が逃走。押収されたスマホもなくなっていた。さらに、サンチェス自身も別人であることが発覚。サンチェスの正体はジョアン・ロペスといい、国際テロ組織「ブラックバタフライ」の一員で、爆破事件を起こしてブラジルから不法出国していた。ブラックバタフライの狙いは、ロシアが仲介役を務める某国との接触。公安の清水(山崎育三郎)らも加わり、逃走犯を追って大がかりな捜索が開始される。

そんな中、ロペスの病室にいたマリア・シルバ(エレナ・アレジ・後藤)が事件の重要参考人として浮上。取調べを志願する隆子だが、新名(阿部寛)は、冷静さを欠くことを理由に捜査から外れるよう命じる。「己の動揺を抑えられなければ、水の中ではパニック状態だ」と新名。しかし、隆子は命令を無視して単独行動に走る。同じ頃、ロペスが盗んだスマホが発見される。スマホ内のチップに記録された座標値から、テロリストの標的は海保施設と思われた。

第3話の主役は隆子だった。笑顔を絶やさない隆子はDCUのムードメーカーで、思っていることが顔に出てしまうキャラ。明るく振る舞いながらも内心動揺しているのが、周囲にはわかりすぎるくらいわかってしまう。隆子を元気づけようと、瀬能(横浜流星)や隊員たちが差し入れ持参で手伝いにくる様子から、絆の強さが垣間見えた。それは、隆子自身が普段から瀬能や森田(岡崎体育)に目をかけ、世話を焼いてきたからだろう。新名が「俺たちの希望」と語ったように、孤独な水中から帰ってくる場所としてのDCUを象徴する存在が隆子で、その隆子が、自身のミスを挽回しようと懸命に努力するほど指揮系統から外れてしまう様子は、観ていて辛いものがあった。好物のコーヒーを前に見せた笑顔が、最後の挨拶になってしまうとは……。

あと少し気付くのが遅ければ、シルバも逃がしてしまうところだった。隆子を無謀な行動に駆り立てたものが焦りから発した暴走であるか、それともDCUの一員としての使命感だったかは、ここでは大きな問題ではない。亡き兄の成合(吉川晃司)の口癖だった、どんな時も冷静であること。隆子は十分冷静だったように見える。自身の行動を客観的に把握した上で、あえて禁を犯して犯人を捕らえようとしたのだから。隆子をよく知る新名は、こうなる可能性も予測して早い段階で隆子を制止しようとしたのではないか。目の前で成合を死なせてしまっただけに、せめて妹だけは助けたかった。だが、その願いは空しく終わった。

日曜劇場のミューズとなった中村アンが、本作に刻んだとびきりの笑顔を、私たちは忘れないだろう。クールな佇まいから汗が似合うアクティブなキャラクターまで臨機応変に演じ分けてきた中村は、『DCU』序盤のもっとも印象的なアクターだった。隆子の死は、このドラマが失っていく物語であることを知らせている。新名と瀬能は、成合に続いて隆子の死も背負っていくことになる。

結論を先延ばしにしない展開や各話の連続した構成は、ビンジウォッチング(一気見)されることの多い配信を意識しており、東アジア情勢を踏まえた舞台設定は、世界の中の日本を念頭に置いたもの。いずれも国際共同制作の影響を窺わせる。これまでにない座組が作品の自由度を高めている。

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ドラマ「DCU-手錠を持ったダイバー」のキャスト

阿部寛 役:新名正義(にいな・まさよし)

水中捜査を行うスペシャリスト集団「DCU」の隊長。

ルールを無視してでも必ず真実を突き詰めるまで諦めない男。

「海を汚されること」と「真実が解明されないこと」は許せない。

そんな新名は個性豊かなメンバーたちと一緒に水中に潜り、様々な難事件を解き、その裏に潜む悪に立ち向かっていく。

阿部寛のコメント

このたび『DCU』という水中に特化した捜査をするという、新しいジャンルのドラマに挑戦することになりました。

このジャンルのドラマは世界初だそうです。今からワクワクしています。

海は勿論、湖、川、プール…、水があるところならどこでも駆けつけて捜査します。

ダイビングシーンもあるそうで、今から準備をはじめています。

海上保安庁さんに全面協力していただいての迫力あるシーンと、ハリウッドなどで活躍されている海外のクリエーターとのコラボ。

そこから生まれる映像もきっと皆さんに楽しんで頂けると思います。

チームで全力で取り組みますので新しい要素がたくさん詰まった日曜劇場を楽しみにお待ちいただきたいと思います。 宜しくお願いします。

横浜流星 役:瀬能陽生(せのう・はるき)

隊長・新名正義(にいな・ まさよし)とバディを組む隊員ダイバー。

ダイバーとしての能力がDCUの中でも群を抜く存在。それが強い自信となってチームを引っ張る原動力になることもあれば、一人で突っ走って行き過ぎた行動を引き起こし、逆にチームに迷惑をかけることもある。

幼いころ、家族旅行中に海難事故に巻き込まれ、両親を亡くし自身は新名に助けられたという過去を持つ。

横浜流星のコメント

今回は初共演させていただく阿部さんとバディを組む設定ということで凄く光栄に思っています。

阿部さんの魅力は絶大な信頼感、安心感、存在感。全てにおいて大きな方という印象があって、だからこそ今回お芝居できるのが本当にうれしいです。

現場での阿部さんの全てを学び吸収して、全力で食らいついていきたいです。

この『DCU』は、TBSがハリウッドでも活躍されている制作プロダクションとの共同制作で「新しい日曜劇場」を作るということで、僕自身も日曜劇場の出演は初めてですが、大きなプロジェクトに参加できることで俳優としてひとつステップアップできると思っています。

ただまっすぐ熱い魂をもって、失敗を恐れず全力で作品と向き合うことを第一に考えたいと思います。

海洋実習では普段見られない水の中の世界が見られて、それと同時にただ楽しいだけではなく水への怖さも感じることができたので、この両面の感情を大事にしていきたいです。

捜査シーンの撮影をする時も気を引き締めて集中力を切らさずにダイビングをしたいと思います。

『DCU』はウォーターミステリーという全く新しいジャンルの作品です。

このドラマのためにダイビングのライセンスを取りました。

まだ台本をいただいていないのでどういう物語なのかすごくワクワクしています。

皆さんも来年1月をぜひ楽しみに待っていてください!

山崎育三郎 役:清水健治(しみず・けんじ)

DCUと捜査会議などで頻繁に顔を合わせることになる警視庁公安一課の刑事。

公安の出世頭で、警察が仕切る“陸”の捜査に対して海保のDCUが同等の立場に立つことが許せない男。DCUを煙たがっているが新名のことはそれなりに認めており、事件解決のためにお互いを利用し合う。

山崎育三郎のコメント

人生の大きな分岐点となった作品『下町ロケット』。

あれから6年が経ち、再び阿部寛さん主演の日曜劇場に出演させていただくことを心からうれしく思います。

今回は、DCUという水中の捜査に特化した組織が舞台となっていますが、私が演じる清水健治は警視庁公安一課の刑事です。

常に阿部さん演じる新名を追いかけ回し、DCUとは別の角度から事件解決に挑みます。

そして海上保安庁の全面協力、海外プロダクションと共同で制作する新しいドラマに今からワクワクしています。

阿部さん率いるチームDCU一丸となって、この作品に全力で挑みたいと思います。

趣里 役:神田瑠璃(かんだ・るり)

DCUサイバー班職員として捜査のサポートを担う。

海上保安試験研究センターにある電子情報分析課の元職員でDCU発足によりサイバー班に異動となった。そのサイバー能力は他の追随を許さないほど圧倒的で、そちらの方面からチームをサポートする。新名もその能力には絶大の信頼を置いている。

趣里のコメント

日曜劇場、そして海外プロダクションと共同制作というとても大きなプロジェクトに参加できることを本当に光栄に思います。

DCUのサイバー班に所属する神田瑠璃を演じさせていただきますが、事件解決に向けて組織の中でしっかりとコミュニケーションを取りながらアシストできるよう、全てに全力で向き合っていきたいと思っています。

素晴らしいキャストやスタッフの皆さんと共に作品を届けられるよう頑張ります!

楽しみにしていただけたらうれしいです!

高橋光臣 役:西野斗真(にしの・とうま)

DCUの副隊長。海保でも最も過酷と言われる「特殊救難隊」で隊長を務め、一点の穢れもなくエリート街道を昇り詰めた男。

DCUの第一部隊隊長の座を新名に奪われたことに納得しておらず時に衝突するが、組織を維持することを最優先して副隊長としてチームを支える。

高橋光臣のコメント

DCU(潜水特殊捜査隊)という全く新しい分野のドラマに、あれこれ想像してとても興奮しています。

水中の緊張感やダイナミックな映像と日曜劇場の重厚な描写がどんな化学反応を起こすのか、またその中で暴れられると思うと本当に楽しみです。

そして今回私が演じる西野斗真は、DCUの副隊長で経験も技術も最高レベル。

仲間からの信頼もあり絶対的なリーダーという人物。プレッシャーはありますが、日々トレーニングを重ね肉体的にも精神的にも本物に近づけ、観ている方の魂を揺さぶるようなものが出来るよう準備しています。今から現場に行くのが楽しみです。

ハードで危険な撮影になると思うので気を引き締めて臨みたいと思います。

国内においても多大なる影響力を持つTBSの日曜劇場枠のドラマが、世界で力を持つケシェット・インターナショナル社とファセット4メディア社とタッグを組むとどんな事になるのか、想像も出来ないほど胸が躍っています。

私自身、いつか世界で活躍しているスタッフの方々と仕事をしてみたいという思いがありましたので、この『DCU』と共に、新しい景色が見られることを楽しみにしております。

春風亭昇太 役:早川守(はやかわ・まもる)

海上保安庁次長。海保ナンバー2のエリート上官で、出世欲が強く新たに設立されたDCUを成功に導くことで長官の座を狙っている。

なにかと目立つ新名のやり方を危険に感じており、機会があればいつでも引きずり下ろすつもりでいる。

春風亭昇太のコメント

DCUは架空の組織ですが、組織化されていないだけで水中での事件・事故の捜査に携わっている方たちは実際いらっしゃるわけで、ドラマの設定については充分に納得してもらえるものと思いますし、架空だからこそストーリー展開も自由に出来るのではないかと思います。

今回の日曜劇場でも一癖も二癖もありそうな人の役をいただきました。

「早川守」という人物がどんな人間なのか、どんな行動を起こすのか、僕もまだ分かっていないので、これからの台本を楽しみにしています。

普段は“落語”という、日本語の中での言葉遊びや、日本人独特の世界観が大事にされる仕事をしているので、海外プロダクションとの共同制作と聞いてもどのようなことになるのか想像もつかないのですが…。でも、なんだか面白そう!

市川実日子 役:黒江真子(くろえ・まこ)

DCU科学捜査ラボ班長。海上保安試験研究センターにある化学分析課の元職員で、DCU発足に伴い科学捜査ラボの班長に就任した。

新名とは古くからの知り合い。様々な苦難を共にしたことでいい仲となり、現在は新名と婚約している。

市川実日子のコメント

水というのは、見ているだけで穏やかな気持ちになるときもあれば、その美しさに感動したり、とてつもない恐怖感に襲われることもあります。

『DCU』第1話の脚本で描かれる水中では、事件に関すること、ひとの気持ち、その土地の物語などが描かれ、いろいろな想像を掻き立てられました。

私はDCUの科学捜査ラボの班長であり、新名の婚約者の役です。そして、今回の大きな制作チームは様々な展開を考えていらっしゃるようです。

大きな大きな阿部寛さんの瞳をまっすぐ見られるように。心の準備をして行きたいです。

有輝 役:大友裕也

「DCU」のダイバー捜査官。元特殊救難隊員で、人命救助などを行っていた人物。

また、航海士の資格を持つ“船マニア”でもある大友が「DCU」メンバーの1人として活躍する。

有輝のコメント

たくさんの方が見ている日曜劇場に出させていただくということで、大きな不安とそれ以上の大きな喜びでいっぱいです。

連続ドラマに出させていただくことは初めてなので一生懸命頑張りたいです!!!!! ドラマを通じて土佐兄弟・有輝という人間をさらに皆様に知ってもらえたらなと思っています!

今回の出演は「高校あるある」ネタの演技を評価していただいての抜擢だと思うので、気張りすぎずナチュラルにやっている部分を出せたらと思います! これまで培ってきた表現力を存分に発揮したいです!

初めてのドラマの現場なので全てが新鮮で、ずっと緊張しっぱなしでした。顔合わせの時は手が震えて台本のページをめくるのもやっとでしたが、阿部さんをはじめとしたキャストの皆さんが優しく話しかけてくださって緊張がほぐれました。

顔合わせの時に阿部さんが「ダイビングって疲れるよな!」と声をかけてくださいました。

こんなに偉大でテレビで見ていた大スターの方が気さくに優しく話しかけてくださることがとてもうれしく、このドラマのために一生懸命頑張ろう! という気持ちが強くなりました。

つたない演技かもしれませんが、見てくださる方に僕の本気が伝わったらうれしいです!!! そしてSNSもサボらず投稿していきます!!!

中村アン 役:成合隆子(なりあい・たかこ)

「DCU」のダイバー。努力に努力を重ねて海上保安庁初の女性潜水士になった苦労人。

純粋かつ前向きな性格で、チームに落ち込んでいる者がいれば相談に乗って元気づけてくれる存在として、「DCU」メンバーたちの絶対的信頼を得ている。

中村アンのコメント

今回、海上保安庁初の女性潜水士という、実際には存在しない役柄ではありますが、演じさせていただけることうれしく光栄に思います。

クランクインを心待ちにしながら、夏頃に「DCU」メンバーと海に潜りライセンスを取得しました。

海の中はとても美しく、同時にとても緊張感のあるところです。

水中の捜査に携わること、そしてチームとしての役割を理解し、阿部さん率いる「DCU」の一員として自分の任務をしっかりと果たせるよう頑張ります。

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