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【無料動画】うきわ友達以上不倫未満の1話2話3話4話5話の見逃し配信・無料視聴方法!

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【無料動画】うきわ友達以上不倫未満の1話2話3話4話5話の見逃し配信・無料視聴方法!

テレビ東京で放送されているドラマ「うきわ ―友達以上、不倫未満―」の1話、2話、3話、4話、5話の見逃し配信、無料フル動画を無料視聴する情報やあらすじ、ネタバレ・キャストや原作情報などを紹介したいと思います!

ハムレット
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ドラマ「うきわ ―友達以上、不倫未満―」1話のあらすじ・ネタバレ

夫・たっくん(大東駿介)の転勤で、仕事を辞め広島から上京した中山麻衣子(門脇麦)。

社宅の隣室に住む夫の上司・二葉一(森山直太朗)と妻の聖(西田尚美)に温かく迎えられ、東京での新生活に胸弾ませる。

だが、多忙な夫は毎晩帰りが遅く…。そんな中、ひょんなことから麻衣子と二葉はベランダで交流を持つようになる。

普通の幸せ、普通の二組の夫婦。しかし、麻衣子は夫の秘密を知ってしまい…。

麻衣子の普通が崩れていく。

ドラマ「うきわ ―友達以上、不倫未満―」1話のネタバレ・感想

門脇麦主演の「うきわ ―友達以上、不倫未満―」が8月9日からスタート。西田尚美演じる聖が不倫相手・悠の陶芸教室に通う日が、悠を演じる「SixTONES」田中樹の誕生日の6月15日であることに話題が集中。“陶芸教室”がトレンド入りも果たしている。

「最終巻は涙なくしては読めない!」と言われ、2015年に完結した作品ながら今も読み継がれる野村宗弘によるコミック「うきわ」を原作に、社宅のベランダを舞台にしたお隣同士の危うい関係が描いていく本作。

これまで平々凡々に生きてきた、自称“可もなく不可もない”専業主婦の中山麻衣子に門脇麦。麻衣子が夫・拓也とともに引っ越してきた社宅の隣の部屋に住み、麻衣子の夫・拓也の上司でもある二葉一に森山直太朗。麻衣子の夫“たっくん”こと中山拓也に大東駿介。

二葉の妻で自身も仕事してる二葉聖に西田さん。拓也が転勤してきた本社で再会する学生時代の友人、福田歩に蓮佛美沙子。聖が通う陶芸教室の先生・田宮悠に「SixTONES」田中さん。麻衣子のパート先のクリーニング屋のアルバイト・佐々木誠に高橋文哉。二葉と拓也の部下、愛宕梨沙に小西桜子といったキャストが出演。

夫・拓也が広島から転勤することになり、麻衣子も仕事を辞め上京。社宅の隣室に住む夫の上司・二葉一と妻の聖に温かく迎えられる。東京での新生活に胸弾ませる麻衣子だが、拓也は転勤初日に福田と再会。2人の様子に愛宕は何かを感じ、二葉にそのことを話す。毎晩帰りが遅い拓也に麻衣子は寂しさを募らせていくなか、聖からパートでもしてみたらどうかと提案され、クリーニング屋で働くことに。一方、拓也は福田とどんどん親しくなっていく。

そんななか二葉は自宅のカレンダーの結婚記念日の前日である6月15日に、陶芸教室と書かれているのを見つける。気になって聖が通う陶芸教室を遠くから見ていると、聖は陶芸教室の先生、悠に肩を抱かれて教室の中に入っていく。麻衣子も拓也が忘れたスマホに届いた福田からのメッセージをみてしまう…というのが1話の展開。

放送がはじまりしばらく経つとTwitterには“陶芸教室”というワードがトレンド入り。「陶芸教室そわそわ」「陶芸教室という文字だけで叫んだ」「陶芸教室が速攻トレンド入りしてるの見つけて噴いたw」などの声が上がるなか、聖が陶芸教室に通う日が6月15日であることにも視聴者からの反応が殺到。

「田中樹の誕生日に陶芸教室入れるの…意図的ですか??」「陶芸教室6月15日は聞いてない」「陶芸教室6月15日は激アツ」「陶芸教室が6月15日はたまたまですか、あえてですか」などの投稿が次々とタイムラインに上がっていく。

そして田中さん演じる悠が登場。聖を見ると笑顔で肩を抱き、自らの教室に招き入れる悠の様子にも「1話から刺激が強い」「田宮先生しょっぱなからピュアじゃなくて笑った」「なんか今のワンシーンでいろいろ分かるこの感じ!!ヤッバ…!!」などの声が続出している。

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ドラマ「うきわ ―友達以上、不倫未満―」2話のあらすじ・ネタバレ

麻衣子(門脇麦)が知った、夫・たっくん(大東駿介)の裏切り。

本人に浮気を問い詰める勇気もない麻衣子は、悶々としながら隣室に住む夫の上司・二葉さん(森山直太朗)から夫のことを聞き出そうとするが、実は二葉さんも秘密を抱えていることを知ってしまい…。

お互いの傷と秘密を共有した麻衣子と二葉さんの、不思議な共犯関係が始まる-。

ドラマ「うきわ ―友達以上、不倫未満―」2話のネタバレ・感想

「似てますよね、“うわき”と“うきわ”」

「うきわ ―友達以上、不倫未満―」は、“社宅のベランダが舞台”、“W不倫”と関連ワードから連想してしまうドロドロの不倫劇とは全く様相が違っている。

社宅で“お隣さん同士”の主人公・中山麻衣子(門脇麦)と、その夫・拓也(大東駿介)の上司でもある二葉さん(森山直太朗)の壁一枚隔てたベランダ越しの秘密の告白から2人の関係は近づく。

ごくごく平穏な毎日の中で、ふと感じる違和感がじわりじわりと浸食し、心に巣食う孤独。気をつけないとすぐに足を絡めとられてしまう。

麻衣子が夫に浮気されていることを明かし思わず泣いてしまったとき、ベランダの壁越しにティッシュボックスをそっと差し出さしてくれたのが二葉さんだったのだ。二葉さんもまた妻・聖(西田尚美)の不倫に気づいている。

“家庭というハコから束の間、そう広くもない”ベランダに出て外気に触れる。家族に背を向け、隣人とも顔を見合わさずに済む自分だけの特等席、パーソナルスペースだ。

「緊急時にはこの壁を突きやぶって隣へお逃げ下さい」というベランダの壁に書かれた非常時の注意文が、「緊急時に逃げ込める場所がありますよ」という救いにも受け取れるし、一方で「どうしようもなくなった一大事に限り、隣に逃げられますよ」という“最後の砦”感を醸し出し、お隣さんとの境界線を印象付ける。

徐々に徐々に孤独の波に溺れゆく麻衣子に浮き輪を投げ入れてくれたのは二葉さんで、そんな彼もまた同じように傷ついている。

彼は麻衣子よりももっと前から傷つくことに慣れてしまっているような気もする。解決しなくたって誰かに話せるだけで気が楽になる。ほんの一瞬でも孤独を分け合える相手がいることがどれだけの救いになるか。

画面全体から伝わってくる湿度の高さや浮遊感は、本作の何事も白黒はっきりつかずグレーゾーンで揺れ動く登場人物たちの人間関係から立ち込めるものだとも思うし、“ベランダ”という場所は家庭からも外界からもある種切り離され“漂っている”船のような場所とも言えるが、特にその印象を強めているのは主人公演じる門脇麦の存在感だろう。

映画『あのこは貴族』で彼女が演じた、所在なさそうだけれども静かな抵抗を続ける実は強い主人公・榛原華子とも重なる。

「いつでも話聞きますから。なかなか言えないしね、本人には。一人で抱えるのはしんどいよね」と聞き上手で麻衣子にとって欲しい言葉をくれる二葉さんに、彼の妻・聖は本音を打ち明けられず全く体温のない会話が彼らの間では交わされる。

一方、浮気相手である陶芸教室の田宮先生(SixTONES・田中樹)の前では素直になれる様子にまた、二葉夫婦が決定的にすれ違ってしまうような取り返しがつかない“何か”が過去にあったのだろう、と想いを馳せずにはいられない。

麻衣子はベランダで、早朝のゴミ収集場でたまたまタイミングが合った際の気まぐれなお喋りではなく、「二葉さんと」もっといろんなことを話したいと願い始める。

これが麻衣子の浮上のきっかけになるのか。彼らの関係がどこに向かって浮遊していくのか、また彼らを取り巻く人間関係はどう変化していくのか、目が離せそうにない。

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ドラマ「うきわ ―友達以上、不倫未満―」3話のあらすじ・ネタバレ

たっくん(大東駿介)と愛宕さん(小西桜子)の朝帰りに出くわした麻衣子(門脇麦)と二葉さん(森山直太朗)。

しかし麻衣子は、嫉妬や不安とは違うある感情が自分に芽生えていることに気が付く。

それは、二葉さんへの思いで…。

そして、麻衣子と二葉さんの距離が急接近していく中、二人に目を光らせる人物が。

大きく動き始めた二人の関係が向かう先は!?

ドラマ「うきわ ―友達以上、不倫未満―」3話のネタバレ・感想

第3話は、それぞれの関係性が輪郭を持ってはっきりと描かれ始めた。

朝のゴミ収集場、主人公・中山麻衣子(門脇麦)と二葉さん(森山直太朗)にとって、ベランダの壁越し以外で顔を合わせて話せる“なくてはならない楽しみの時間”に不穏な空気が充満する。

夫・拓也(大東駿介)と同僚の愛宕さん(小西桜子)の朝帰りの現場に遭遇するも、麻衣子に“モヤモヤ”を残したのはそんなことではなかった(本当に仕事で遅くなってしまったようで彼らの間には何もないようだ)。

それよりも、砂場で一緒にお城作りをするような二葉さんとのとっておきの時間を台無しにされたことにガッカリしていることに気が付く。

「おかえりなさい」と言う麻衣子に、「ただいまです」と答える二葉さん。互いに「おかえり」と言うべき相手も「ただいま」と言いたい相手も不在の2人がちょうど305号室と303号室の隣室同士なのだ。

二葉さんが1人炒飯を作りながらコンビニの唐揚げをつついている時に、二葉さんの妻・聖(西田尚美)が陶芸教室の田宮先生(SixTONES・田中樹)に唐揚げを作るシーンが描かれる。

その日は元々“陶芸教室の日”ではなく、聖が自宅で「夕飯を作る」と言っていた日だったが、同僚の出産祝いを渡そうと産院に行ったところで過去の自身の経験が思い出されいたたまれなくなり、自宅には帰れなくなってしまったのだ。

二葉さんと聖はおそらく不妊治療をしていて子を諦めたのか、そこで互いのズレがあらわになったのか、とにかくそういった話題になると途端に聖は二葉さんではなく田宮先生の元に逃げ込みたくなってしまう。

以前も、産休に入る同僚に対して思わず「だったら3人も産まなきゃ良いのに」と愚痴をこぼすメッセージを送ってしまった聖に田宮先生は「聖さんが頑張ってるのも優しいのもわかるから」とすべてを飲み込んでくれた。

そんな想いを知ってか、聖が渡せなかった出産祝いの焼き菓子を「全部食べてしまうね」と頬張る田宮先生。彼の食器を聖は「私、買ってあげる」と言う。

彼が陶芸家として有名無名に関わらず、仮にも“先生”と“生徒”の関係であれば、そんな言い方はしないはず。

聖も十分に田宮先生に依存しつつ、自身の寂しさを埋め合わせるある意味都合の良いシェルター的な存在であることを自覚しているからこそ、自身も田宮先生にとってあくまで“都合の良い相手”であろうとしているのかもしれない。

妻の帰りが遅かった日に食器棚に増えた食器を見つけ、さらには「御出産祝い」と書かれたのし紙がゴミ箱に捨てられているのを見つけた二葉さん。

彼はそれを妻には追求することはしない。だからこそ、夫のスマホを見ようとした自分にも、不倫相手からのメッセージが届くスマホのロック解除のパスワードが自分と「付き合った記念日」だった夫にも、そのことにもう喜べない自分のことも嫌になったと言う麻衣子にかけられる言葉がある。

「でもわかります。自分を責める方が楽なのは……」「頑張りましたね、中山さんは戦おうとした。一歩前進です」と。二葉さんはきっとしばらく休戦中なのだ。

不倫相手の福田さん(蓮佛美沙子)に「君と違ってさ、あいつは一人じゃ生きてけないから」と妻のことも目の前の女性のことも侮りすぎている拓也からは絶対に出てこない言葉だ。

「でもバカにしすぎだと思うよ、女の人」とサラリと言い返す福田さんもまた何かを諦めているようだった。

ベランダの下から手渡すティッシュのお礼のドーナツが、いつかLINEのQRコードになるのも自然の流れだろう。

思わず人目を気にしなくても話せる「304号室があれば良いのになぁ」なんてことを思ってしまうのも仕方のないことかもしれないし、そんな2人が食事に行くことになるのも時間の問題だっただろう。

その辺りに咲く野花の花言葉を言い合ったり、道路の白線の上を一直線に歩いたり……ゴミ出しの時間で十分だったはずが、ここは社宅、そんな時間さえもなかなか許されるものではないのだ。

クリーニング屋の佐々木くん(高橋文哉)いわく、わかりやすくて嘘をつくのが苦手なタイプのはずの麻衣子も、二葉さんと食事に行く予定を拓也に伝える時には口からつらつらと嘘が溢れていた。

「約束は秘密になって、嘘になる」そんなテロップが流れたが、2人の食事の約束を経て麻衣子と二葉さんはどんな秘密を共有し、そのために嘘を重ねていくことになるのだろうか。

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ドラマ「うきわ ―友達以上、不倫未満―」4話のあらすじ・ネタバレ

麻衣子(門脇麦)と二葉さん(森山直太朗)、初めての二人での外出。

向かい合わせの席に照れながら、話題は二葉夫婦の過去に及ぶ。

一方で、聖さん(西田尚美)もまた、田宮くん(田中樹)に夫婦関係を問い詰められていて…。

妻と夫、互いの思いが交差する夫婦の歴史が明らかに。

そして、二葉さんの複雑な思いを知った麻衣子は、衝動的な行動に出てしまい…。

反省し葛藤する麻衣子は、二葉さんを避けるようになる。

ドラマ「うきわ ―友達以上、不倫未満―」4話のネタバレ・感想

第4話は、二葉家の過去が描かれた。二葉さん(森山直太朗)と妻・聖(西田尚美)は“欲しいもの”や“大切にする”ということの定義が微妙に違ったようだ。

どちらが正解でどちらか一方が悪いということがないからこそ、このすれ違いは苦しく、そしてこの“微妙な違い”が重なると知らず知らずのうちに埋まらない距離が出来てしまう。

聖も夫の優しさについて重々承知しながらも「ツボを押し間違えてる指圧師みたい」で「笑顔見せられなくなっちゃったんだよね」とこぼす。

二葉さんもそのさまを「気持ちが掴めなくなった、全然取れないUFOキャッチャーみたいに」と例え、自分はどんどん仕事に逃げてしまったのだと回想する。

「大切に想ってくれてるなら無理してほしかったのかもね、色々と」という妻と、「大切だから無理してほしくなかったんですよね、色々と」という夫。

どんどん夫の前で笑顔を出せなくなっていることに自覚的な妻も苦しいだろうし、「私のことどう思ってる?」と彼女が幾度となく確認していた時、それこそが妻からのSOSで異変のサインだったのだろう。

「そりゃあ、好きだよ、大事だよ」という単なる愛情確認的なことではなく、聖は「どうしたの?」という言葉を求めていたのかもしれないし、言葉だけではなく具体的なアクションを欲していたのかもしれない。

妻の笑顔が好きで、その笑顔を見るために結婚したのに、そしてその笑顔を取り戻すために勧めた陶芸教室で……妻は笑顔を取り戻す、自分ではない別の相手と。

皮肉なものだ。もしかしたら妻は夫から教室を勧められたことにさえ、本質的な解決策ではなく静かに失望し腹を立てていたかもしれない。

“優しさ”のかけ違いとは厄介なもので、周囲からの理解も得られ難い。

二葉さんの話を聞いた主人公・麻衣子(門脇麦)も「奥さん、ひどいじゃないですか。二葉さんの優しさにつけ込んで」と思わず口調を強め、陶芸教室の田宮先生(SixTONES・田中樹)も「旦那さん優しいのに、なんでここ(自分のところ)にいるの?」と首を傾げる。

ただ一人、当の本人の二葉さん自身が自分は優しいわけじゃないと懐疑的な姿に、この夫婦の物語が幾重にも切なく響く。

柔和な雰囲気を纏い、誰のことも受け入れてくれそうな包容力があり「絶対的な安心空間」を提供しながらも、実は誰に対しても一定の距離をとっているようにも見える二葉さん。

ぐんぐん先に進み一人で抱え込みがちな彼の背中に、思わず麻衣子も駆け寄り手を握ってしまったのかもしれない。

「二葉さん、一人にならないでください」と。二葉さんが投げ入れてくれた“うきわ”のおかげで何とか溺れてしまわずに息ができている麻衣子は、今度は自分が二葉さんにとっての“うきわ”になりたいと咄嗟に願ったのかもしれない。

それとは対照的に今話のラストに決定的なシーンが描かれた。二葉さんとのことでショックを受け玄関に崩れ込んでいる麻衣子に夫・拓也(大東駿介)が差し出した手を彼女は無言で全力で振り解き、自力で立ち上がった。

夫はやはり彼女のうきわにはなり得ないのだ。

本作、全ての配役がお見事だが、二葉さんを演じる森山があまりに魅力的だ。穏やかで何事も受け入れてくれそうな余白を常に残しながら、優しい眼差しの奥に愛しさや悲しさ、傷つきや驚き、静かな諦めを宿す。

何重にも何層にも読み解けるような二葉さんの表情や間合いを見事体現する森山に引き込まれてしまう。

常に相手と自分の距離感を適宜調節しているような節があり、何かを断罪したりすることのない絶対的な信頼感があるからこそ、二葉さんと麻衣子の漂流をここまで余すことなく見せてくれているのだ。

またそんな二葉さんだからこそ、2人の関係性を“歯痒さ”“じれったさ”などを超えたところに漂わせてくれている。

これまで大好物のように振る舞ってきたスイカを残し、聖に「大嫌いなんだ。嘘、ちょっと嫌い、くらいかも」とこぼす二葉さんは意識してかせずともか、少しだけ彼が自ら相手との距離感を縮めた瞬間で、何気ない日常の食卓シーンに少しの不協和音と違和感、緊張感を投下した。

全く大袈裟ではなく静かに進む気持ちの移ろいがありのまま見られたシーン瞬間だった。

あんなに無邪気に2人して楽しめていた朝のゴミ収集場での2人の憩いの時間も、もう当面は観られないのだろうか。

麻衣子と二葉さんの関係だけでなく、本作に広がる様々な海が明らかになったところで、それぞれがどのようにしてこのどうしようもない空虚さに向き合っていくのか、一緒に漂流しながら見守りたい。

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ドラマ「うきわ ―友達以上、不倫未満―」5話のあらすじ・ネタバレ

二葉さん(森山直太朗)という浮き輪を失った麻衣子(門脇麦)。

そんな麻衣子の心ここにあらずの状態に夫のたっくん(大東駿介)は自身の不倫がバレたのでは?と動揺する。

一方、麻衣子は佐々木くん(高橋文哉)に「表情には出すくせに言葉にするのが苦手」と痛いところを突かれ、募っていた二葉さんへの思いが走り出してしまい…。

ベランダで再会した夜、思わぬ行動に出る!

ドラマ「うきわ ―友達以上、不倫未満―」5話のネタバレ・感想

ついに主人公・麻衣子(門脇麦)がベランダの向こう側に行った第5話。「表情には出すくせに言葉に出すのが苦手」だと一緒にクリーニング店で働く佐々木くん(高橋文哉)にズバリ指摘された彼女が、自身の殻を大きく破っていく様子が描かれた。

二葉さん(森山直太朗)と食事に行った帰りに麻衣子が思わずとった行動を「なかったことにしましょう」と帳消しにされ、失恋モードで常に“心ここにあらず”な彼女。

その様子に夫・たっくん(大東駿介)は自分の不倫がバレたのではないかと全く違う方向に気を揉む。ある意味、あっぱれな奴である。

「仕事が落ち着いたから」とわかりやすく早めに帰宅するようになり、麻衣子の好物だと思い込んでいるドーナツを“罪滅ぼし”的な気持ちもあってか手土産に買って帰る。

そういえば、麻衣子は以前たっくんの母親が作ったドーナツをティッシュに包みベランダ越しに二葉さんに渡していた。

ドーナツは間違いなくたっくん自身の好物なのだろう。

麻衣子にとってもたっくんはある意味“ツボを押し間違えている指圧師”なのかもしれないし、聖(西田尚美)が二葉さんの主体性のなさに静かに自身の心を閉じてしまったように、たっくんもまたどこかで麻衣子の常に受け身な様子に物足りなさを感じているようだ。

「これが好き」ではなく「これでも大丈夫」と言う麻衣子に、たっくんは「期待なんかされてない感じ」と一抹の寂しさを滲ませる。

そう思うと、たっくんが以前、不倫相手の福田さん(蓮佛美沙子)にこぼしていた「君と違ってさ、あいつは一人じゃ生きてけないから」もまた少し違う様相を帯びてくる。

女性をすぐにカテゴリー分けしがちな男側の戯言かと思いきや、自分で好きなものを積極的に選び取ることもできない麻衣子の性質を暗に指し示している部分もあるのかもしれず、彼も彼で「あなたが好き」ではなく「あなたでも良い。あなたが好いてくれるから」と“積極的に選ばれたわけではない自分”という側面を麻衣子といる間は拭い去れないのかもしれない。

短絡的、ゆえに軽薄な部分も否めないが分け隔てがなくなんだかんだ憎めない“陽”の側面のみのたっくんかと思いきや、彼にもドーナツの真ん中のような空洞が全く存在しないというわけではないのかもしれない。

福田さんが筋肉質の東大出身の細マッチョエリート彼氏がいながらもたっくんと離れられないのも、彼の分け隔てのなさと、考えていることが手に取るようにわかる単純明快さが心地良いのかもしれない。

社内表彰の“輝く女性賞”を受賞してもなお、同僚や後輩からは粗探しをされ、“仕事での活躍”と同じく“女としての幸せ”も押し付けられるそんなマウント合戦の中にあって、たっくんといる時は“裏を読まなくても済む”のかもしれないし、少なくとも器用に立ち回らなくて良いと思えるのだろう。

何より心底悪い奴ではないと瞬時に伝わってくるのがたっくんのある意味最大の罪なところなのだ。

「私だって誰かを傷つけたいわけじゃないよ。でも想っちゃうんだよ」と麻衣子は二葉さんへの想いを言葉にしたが、ベランダの向こう側に渡ってでも二葉さんにどうしたって伝えたい想いがむくむくと立ち上がり、彼女を突き動かした。

相手からの要請を受けて必要に駆られて行動するのではなく、相手の状況もうかがわず自分の意志だけで動いた。

おそらく彼女にとってそんな経験はこれが初めてだったのではないだろうか。

次週は、予告編を観るに中山夫婦と二葉夫婦、そして福田さんまで関係各位が勢揃いしそうだが、何かが終わりまた何かが始まりそうな予感がしてならない。

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